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ようやくのウソ [鳥]


ウソ1-02.17.JPG先日、リョウブの実を群れで食べている「ウソ」に出逢ったのだが、マクロレンズしか持っておらず撮影出来ないままその後、なかなか逢えずにいた。
たまたま昨日、尾根道を歩いていると大学生らしい二人がスコープにデジカメを付け何かを撮影していた。
隣から覗くとリョウブの実を食べている5~6羽ほどのウソの小さな群れだった。
望遠レンズで覗くとピンクの頬から喉元がとても綺麗である。
オスが多いが少数のメスも見られた。

ウソ2-02.17.JPGウソ02.17.JPGメスは褐色気味で頬の赤みが無い。
フィーフィーと小さな声で鳴いていた。
この声が口笛に似ているところから昔の言葉
で口笛の事をウソ(嘯)といっていたのでウソ
(鷽)となったという説がある。



この鳥を見ると何故かいつも中条清の「折れたタバコの吸殻で~♪」が頭の中に流れるのである!(-_-;)


クヌギカメムシの仲間の孵化 [セミ・カメムシ]

クヌギカメムシ卵02.17.JPG以前撮影していたクヌギカメムシの仲間の卵を久しぶりに見に行った。
最初見たクヌギに産み付けられた卵は特に変化はなかった。

このところの暖かさで、様々な生き物の産卵や孵化などが見られて楽みだ(^.^)




クヌギカメムシ2-02.17.JPG次にコナラの木の日当たりの良いところの卵を見ると、何か変?
最近は老眼で小さいものが見えない(-_-;)
しかーし! ルーペがなくても、マクロレンズが役に立つのだ。
レンズを通して見ると小さなものも大きく! この卵では既に幼虫が孵化していた。

体が薄緑一色の小振りなものと背中に黒い模様の出た一回り大きなものがいる。
良く見ると脱殻のようなものが所々に見えるので、黒く一回り大きなものは既に脱皮したのだろう。
大きな幼虫の周りのゼリー状の物質はほとんどなくなっている。



クヌギカメムシ孵化02.17.JPG左の幼虫は、この卵から孵化したばかりの幼虫だろうか?
卵を覆っていたゼリー状の物質に並んで頭を突っ込んで食べているの?
母豚のお乳を吸う子豚みたいでかわいい!
上の写真の下の方にも別の子豚ならぬ子カメムシが並んでいる。
これらが一令なのだろうか?
クヌギカメムシの仲間の卵には受精孔突起という3本の白いアンテナがありこれは一令幼虫が呼吸するのに気道を確保する為のものと聞いていたが、これが一令なら既に卵から出ていて突起は必要なさそうに思う。
ゼリー状の物質から出るまでに必要なのだろうか?良くわからない。
クヌギやコナラの新芽が出るまでこの物質を食べて育つというが、ここで見る限りほとんど食べつくされているところもあり新芽が出るまでにはどう見てもたりない気がするのだがどうするのだろうか??


春の使者 モンキチョウに出会う [チョウ・ガ]

今日はえらい寒い朝であった(T_T)
谷戸の池には氷が張っていたが、午後からは風もおさまり陽だまりでは居眠りしたいくらい(^.^)

このところBlog仲間の方々がモンキチョウを撮影されていたので丘陵でもそろそろかと探していた。
成虫越冬する蝶は、冬の温かい日に日光浴に姿を見せるが幼虫から今年羽化して姿を見せる蝶にはまだ出逢ってなかった。
スプリング・エフェメラル 春一番に姿を見せる可憐な野草や蝶をそう呼ぶが、何故かモンキチョウがそう呼ばれることはない。普通種だからだろうか?
 ↑ スプリング・エフェメラル=春の短い時期に現れるものだけそう呼ぶ。ダンダラさんからご指導いただきました。


モンキチョウ02.17.JPG僕にとっては丘陵のスプリング・エフェメラル 春の妖精・使者 モンキチョウに初めて出逢った。この蝶は少し開けた草原や川原などに生息するので、丘陵でも見られる場所は決まっている。
その1つに昼から向かうと逆光でヒラヒラ飛んでいた。白っぽく見えたのだが大きさから蛾ではないとカメラを抱え走ってその場へ。
オオイヌノフグリの脇へ舞い降りた。すかさずマクロレンズで数枚撮影すると、突然飛び上がりはるか彼方の雑木林へ消えていった。

ウバユリ02.17.JPG追っかけたものの、見失ってしまった(-_-;)
従ってこのショット数枚に終わった。
さらに暖かくなれば、もっと姿を見せてくれるのだろうがこの時期に見られることが嬉しい。
確かに春の妖精というにはちょっと物足りない気もするが、春の使者であることには間違いない!!

雑木林の木々の間にウバユリの実が日の光を浴びていた。
今年は、心無い人にかなりの数が折られ今の時期まで残っているのは少なくなってしまった。
この実は雑木林の中で見られる、自然が作ったオブジェなのに(T_T)


白花のヒメオドリコソウ [植物]

ナズナ02.15.JPG昨日、植生調査で丘陵を歩いた。
毎月調査に参加しているが、今月はかなり咲く花の数が増えてきた。
オオイヌノフグリに加え、ナズナ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ミチタネツケバナなどなど。




ウグイスカグラ02.15.JPGスイカズラ科の「ウグイスカグラ」もピンクの花を開き始めた。
名前の由来に定説はないようだが、この木にウグイスがやって来て花や実を啄ばむ姿が神楽を踊っているようなので鶯神楽という説がいいなぁと思う。

この木はイチモンジチョウの食草で丘陵のあちこちに見られるので、今年は是非とも幼虫・蛹を観察してみたい。


ヒメオドリコソウ02.15.JPG調査中にHさんが白花の「ヒメオドリコソウ」を見つけた。
ピンクの花が普通だが白い花もあるとは驚いた。
ピンク色は綺麗で愛らしいが、白い花も清楚で可憐である。

帰って調べるとたまに見つかり、数本がまとまって咲いていることもあるようだ。
この場所ではこの一本だけだったが、この花の子孫も白花なのだろうか?





フユシャクメス02.13.JPGウメの枝を見ているとフユシャクのメスがいた。
地味なフユシャクも後ろにウメの蕾を従えれば少しは絵になると思う(^.^)

これから暖かくなるとさらに花や虫も増えるので、楽しみ楽しみ!!


蛹化してしまったコミスジ越冬幼虫 [チョウ・ガ]

コミスジ蛹1-02.15.JPG1月9日に記事にした「コミスジ」の越冬終令幼虫だが、数日前に飼育ケースを覗くと何やら葉の周りに小さな粒が落ちていた。
見ると糞のようである。
今まで糞などしたことがなかったのでおかしいと思ったのだが、少しして見るとケース内を動き回っている。



コミスジ蛹02.15.JPG翌日、ケース壁面に糸を吐き体を固定したが次に見た時には頭の方の糸が外れぶら下がった状態で動かなくなってしまった。
死んでしまったのかと思いきやどうやら前蛹状態だったようだ。
昨日、ついに蛹になってしまった。




実は、この飼育ケース 室内に置いていたのだ。
室内といっても暖房もつけない人間にとっては寒い部屋なのだが、当然外よりは温度が高かった。
このところの暖かさで部屋の温度も上がり、蛹化してしまったようだ。
最初から室外に出しておけばよかったのだが、今から考えれると大失態 猛省している次第だ。
このまま、室内においておけば早い時期に羽化してしまいそうで非常にまずい。
今から室外に出して自然状態での羽化の時期(3月中旬から4月頃)にずらす事ができるのだろうか?
どなたかご意見をいただければと m(__)m


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