ピンク色の花たち [植物]
その代わりと言っては何だが、「ツリフネソウ」が見ごろを迎えていた。
確かに阿蘇で見たハガクレツリフネとは異なり、花が葉に隠れていない。
湿地脇で「ナンバンギセル」を見つけた。
そこにススキはなかったが、イネ科の植物なら寄生するようだ。
水辺では、ミゾソバが咲き始めていた。
まるで金平糖のような小さくかわいい花。
葉の形から牛の額ともいわれるが、いまいちピンとこないのは僕だけだろうか?
2014年9月18日 埼玉県
フウロソウ目ツリフネソウ科 ツリフネソウ
ゴマノハグサ目ハマウツボ科 ナンバンギセル
タデ目タデ科 ミゾソバ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM
気になる身近な雑草 [植物]
メヒシバやオヒシバがグングン伸びて花をつけているが、個人的にちょっと気になる草。
まずは「シマスズメノヒエ」。
ちょっとした空地や公園には必ず見られる定番で南アメリカ原産の帰化種だ。
交互に付いた小穂(穂)に雄しべの先に付く黒い葯が特徴。
一方、小穂が同じ方向に向いていて、雄しべの葯が白い「ナルコビエ」。
こちらは純国産で見られるところは限定的。
鳴子とは、長い縄に吊るした木の板に木片を付けて音を鳴らして鳥を追い払うもので、茎に対して同じ方向に穂や花がつく植物につけられ他にナルコユリなどがある。
上二つはイネ科だが、これはカヤツリグサ科の「ヒメクグ」。
小さなぼんぼりが草のてっぺんについている。
葉をちぎって揉むと、何と桃の香りがするyo、一押しの雑草だ!
結構あちこちにあるので、ぜひ探して見てほしい。
身近な雑草、ようく見ると面白いヨ!
イネ目イネ科 シマスズメノヒエ、ナルコビエ
カヤツリグサ目カヤツリグサ科 ヒメクグ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM
カモメヅルの仲間 [植物]
園路脇で可愛い花を見つけた。
風車のような形の紫色の花弁で先がくるっと曲がって、くるくるとよく回りそうな感じだ。
その名は、「コバノカモメヅル」。
ちっちゃな花がいくつも開花する。
最もよく見られるカモメヅルだ。
コバノカモメヅルの白花、「アズマカモメヅル」
かなり前に撮った写真だ。
シロバナカモメヅルというのもあるらしいが、これはアズマと教えていただいた。
もう一種、さらに小さな花の「オオカモメヅル」。
アズマカモメヅルと共に、あまり見られない、というより個人的に見掛けない花。
カモメヅルとは、葉が対生していてその姿が羽を広げたカモメに似ているかららしいが、それがカモメを連想させるのは、付けた人がよほど鳥が好きだったのだろうか?
また、名前に何も付かないただのカモメヅルという植物はないらしい!
上記以外にも種があるらしいが・・・。
それにしても何に対して「コバノ」、「オオ」、「アズマ」なのか?
不思議?がいっぱい、ややこしい植物だ!
2014年7月8日 東京都
リンドウ目キョウチクトウ科 コバノカモメヅル、アズマカモメヅル、オオカモメヅル
CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ
ノカンゾウ・ヤブカンゾウ [植物]
谷戸の小川沿いに2種類のオレンジ色のユリが咲き始めた。
この花たちが咲くと、谷戸がパッと華やかになる。
花弁が一重のユリは「ノカンゾウ」。
見た目にシンプルだ。
個人的にはこのシンプルさが好ましい。
花弁が八重なのは「ヤブカンゾウ」。
雄しべのいくつかが弁化して八重となる。
葉はノカンゾウより幅広いのですが変異もあるため、葉だけでの識別は難しいかもしれない。
3倍体のため結実せず、ランナーで増える。
共に春の新芽は、おひたしや和え物としておいしいそうだ。
ただし、都立公園は動植物採取禁止ですので!
草はらのヒメジョオンには、同じオレンジ色の「ベニシジミ」。
このカンゾウに吸蜜に訪れることは無いのだろうか?
ちょっとした保護色!見てみたいシーンだ。
2014年7月1日 東京都
ユリ目ユリ科 ノカンゾウ、ヤブカンゾウ
チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM
初夏に咲くアザミ ノアザミ [植物]
ムヨウラン 地味だ! [植物]
雌性先熟のスズメノヤリ [植物]
道端の雑草 スズメノテッポウ [植物]
なかなか名前を覚えられなかった春の花 [植物]
歩いていて何気に足元に咲いている春の花
似ているものがありなかなか名前が覚えられなかった。
その一つが「ヒメオドリコソウ」
同じシソ科のオドリコソウに似ていて小さいからと言われているが、オドリコソウを見たことがなかったのでピンとこなかった。
最近ようやく間違えずに名前が言えるようになった。
ヒメオドリコソウと混同していたのが「ホトケノザ」
これもシソ科で花がよく似ている。
仏様が乗っかっている仏座に葉が似ていることから名前が付けられたようだが、どうもヒメオドリコソウとごっちゃになって識別できないでいた。
この2種も花だけ見ているとわからなくなってしまう。
種が万歳しているような「ミチタネツケバナ」。
種が特徴的な「ナズナ」。
ぺんぺん草とも言われ種が三味線の撥に似ていてその音からつけられたと言われる。
共に種がつけば分かるが、花だけ見ていればなかなかわからないと思っていたが、こうしてよく見ると意外と違いがある。
この年で小さいものを見るのは大変なのだが、やはりじっくり見ることは大事なことだと改めて思うのだ。
2014年4月1日 東京都、埼玉県
シソ目 シソ科 ヒメオドリコソウ、ホトケノザ
アブラナ目 アブラナ科 ミチタネツケバナ、ナズナ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX