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里山の鳥 モズ [鳥]

この秋もあちこちでモズの高鳴きが聞かれたが、何時もの年より個体数が少ないように感じた。
まぁ、数えてないので感覚だ。
この日も谷戸の湿地周りで縄張りを張るオスがいた。モズ1205-1.JPG



















100mmマクロで撮ってこれが限界トリミング。
逆光で光を浴びた逆立つ羽がいい感じ!
モズ1205.JPG


















湿地脇の枝で見つけた、カエルのはやにえ。
いったいいつからあるのかわからないが、かなり前からあるのだろう。
他にももう一つ、カエルがあった。
カエルの種も不明だが、この場所でこのサイズならシュレーゲルアオガエルの可能性が高いかな。
それにしても見事な干からびよう。
さて、これを食べるのか?

兵庫県の伊丹市昆虫館でプチ展示「モズのはやにえ」開催中!
来週見に行く予定。はやにえ200点の実物と写真は楽しみだ。
モズ1205-2.JPG


















2014年12月5日 東京都
スズメ目モズ科 モズ  EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM


トビVSハシブトガラス [鳥]

よく訪れる谷戸だが、以前からトビとカラスの空中戦がたびたび見られていた。
今日もアカシジミを撮影していると、上空からカラスの鳴き声が聞こえてきた。
見上げるとトビVSハシブトガラスのバトルの最中だった。
1羽のトビに2羽のカラス。いつもこの構図である。
トビVSカラス0602-1_1.JPG


















ここまでお互いが執拗にバトルを繰り返すのには理由があった。
この谷戸ではトビが営巣中。
抱卵しているのが確認されていたのだが、今日雛の鳴き声が聞こえた。
それもただならぬ叫び声だった。
その声がした途端、トビが現れ声のした林の中に突っ込んでいった。
するとそこからカラスが飛び出てきた。
どうやら雛を狙ってカラスが近づいていたようだ。
カラスもいつも2羽でいるようなので、つがいでこの近くに巣があるのかもしれない。
トビVSカラス0602_1.JPG


















よく見るとトビもカラスも翅がボロボロ。
長らくバトルを繰り返しているからだろう。
これだけ体の大きさの違いがあっても、カラスの方が優勢なのにはいつも歯がゆさを感じる。
トビが一撃でカラスを撃退する光景を一度は見てみたいと思っている。
トビも必死だろうが、これでは雛が心配だ。
何とか巣立ちを迎えられれば良いのだが・・・・。
少し前にこの谷戸で羽を拾って調べていたのだが、今日もまた同じ種と思われる羽を拾った。
おそらくバトルで引き抜かれたこのトビのものではないかと思われた。
トビVSカラス0602-2_1.JPG


















2014年6月2日 東京都
タカ目タカ科 トビ
スズメ目カラス科 ハシブトガラス  CANON EOS50D EF70-200 f2.8 L IS USM/EXTENER EF 1.4×Ⅱ


オオタカ食痕 [鳥]

今年は昨年ほど、ウスタビガの繭が見つからない。
ならばクワの木でクワコの繭を探して見た。
こちらも2個を見つけるのが精いっぱいだった。
IMG_4288_1.JPG


















難しいもので、上ばかり見ていると下のものが目に入らない。
虫の目、鳥の目、植物の目それぞれ視点が異なる。
今日はどの目で歩くか、それによって目が変わればレンズも変わる。

先の地面に白いものが目に付いた。
鳥の羽?
オオタカ食痕0201-1_1.JPG


















近付いてみると、どうやらドバトの羽だった。
おそらくオオタカの食痕だろう。
オオタカは、春を待たずいち早く恋の季節だな。
オオタカ食痕0201-2_1.JPG


















犠牲になったこの命、確かにオオタカに引き継がれているのだろうが無念だったろう。
弱肉強食、食物連鎖と行ってしまえば簡単だが、そんなに命は軽くはないと思うのだ。
数が多いとか少ないとかあるだろうが、個体ではオオタカもドバトも命の重さは同じでは・・・。
オオタカ食痕0201-3_1.JPG



























東京都
鱗翅目 カイコガ科 クワコ
ハト目 ハト科 カワラバト(ドバト)


僅かの間に食べられたはやにえ [鳥]

今日は大寒、一年で最も寒い頃と言われるが、風もおさまり日向では暖かな一日だった。
咲いているボケの花を見ていると、低い枝にモズのはやにえを見つけた。
獲物は、緑鮮やか赤い口が目印の越冬中の「クビキリギス」のメス、見事に胸を貫かれていた。
今日の暖かさで這い出してきたところを見つかったのだろうか。
葉の落ちた枝に、この色がとても目立っていた。モズのはやにえ0120_1.JPG



















よく見ているとまだ触覚や足を動かしているので、今日刺されたようだ。
これがいつまであるか、観察してみようと思っていたのだが、30分ほどして再び見るともう姿を消していた。
すぐ近くで何かを撮影している人がいた。レンズの先をたどってみると、そこにはモズ。
このはやにえは、恐らくそのモズの仕業に違いない。
はやにえの目的は明らかではないが、今回の例では短い時間ながらも食べられたようなので、食料の貯蓄目的だったと思われる。
しかし、本当のことはモズに聞かなければわからないだろう・・・・・。モズのはやにえ0120-1_1.JPG



















2014年1月20日 東京都
直翅目 キリギリス科 クビキリギス  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


今日は鳥見 [鳥]

今日は、職場の鳥好きのMさんと丘陵に冬鳥を見に行った。
今年はツグミやシメなどをはじめとした冬鳥が少ないようだが、「ベニマシコ」はいるとのことだった。
早速、いるであろう湿地で様子うかがい。
園路脇のエゴノキに数羽の「ヤマガラ」が訪れていた。
根元の地面に降りているところを見ると、落ちたエゴの実を啄んでいるようだった。ヤマガラ0106_1.JPG



















モズやシジュウカラなどを見て話をしながら待っていると、何かが草の上に降り立った。
オレンジ色っぽく見えたので、遠くで聞こえていたカッカッという声からジョウビタキかと思ったが、それは本命のベニマシコだった。
少し距離があり、写せずじまい。
Mさんは500mmを超える望遠なのでしっかり撮影できたようだ。
この後もオス1羽、メス2羽がピ・ポ♪と鳴きながら、数回近くで姿を現してくれ、とりあえず僕の短い望遠ズームで大写しにはできないまでも証拠写真程度を残すことができた。
奥の赤いオスと手前の草にかかったちょっと暗いメス。
以前の職場のSさん夫妻も加わって、みんなでベニマシコ観察。
Sさんの奥さんは、あと5日で出産なのだが、まだ兆候が見られないので出産促進もかねて鳥見に来たそうだ。
ベニマシコを見られたのできっと間もなく生まれるかな?元気な赤ちゃんを!!
ベニマシコ0106_1.JPG


















この後、尾根道を散策しながら鳥を探すも、シジュウカラやコゲラなどの鳴き声も聞かれず聞こえるのはヒヨドリの声ばかり。
今日はいないですねと話をしていると遠くでフィー・フィーと「ウソ」の声が聞こえた。
すぐ先のリョウブの木にいるかもと向かうと、Mさんがウソがいると見つけてくれた。
今年初めて見てちょっと興奮。
ウソ0106-1_1.JPG


















オスメス会わせて全部で7羽の群れだった。
ウソの情報は聞いていなかったので、出会えたことが嬉しい!
こちらを警戒して、近くまでは来てくれなかったのが残念だったが、思わぬ出会いに2人満足!
いつもの常連、ジョウビタキやルリビタキ、昨年たくさん見られたキクイタダキやマヒワの姿が見られなかったのはさびしいが、今後に期待したいものだ。

今日は何か被写体が遠いなぁと思っていたが、帰ってみると1.4倍のエクステンダーを付けていなかった。
昨年、レンズを清掃した時に装着せずにはずしたまま忘れてていたようだ。
事前のチェックをしっかりしないと!
ウソ0106_1.JPG


















2014年1月6日 東京都
スズメ目アトリ科 ベニマシコ、ウソ
 CANON EOS40D EF70-200 f2.8 L IS USM


冬の使者 コガモ [鳥]

埼玉中央部の公園に行った折、湿地の池に「コガモ」を見つけた。
今シーズン初めてだ。
ぷかぷか浮かんで、丁寧に羽づくろいをしている。
羽の一部の深いグリーンがとてもきれいだった。
カモの中では名前の通り最も小さい種の一つ。コガモ1012_1.JPG



















カモの仲間のオスの羽は、繁殖期を終えるとメスと同じような地味な色に生え変わるものもいる。
その状態で、日本に渡ってくるので飛来した時はオスかメスなのかよくわからないものが多い。
この状態のオスをエクリプスという。
コガモも今の時期のオスはエクリプスで、いくつかの識別点はあるもののこの個体がオスかメスか判断が難しい。
何かメスっぽい。

羽づくろいをしてはぶるぶるぶるっと体を震わせておこる水面の波紋が面白い!
コガモ1012-1_1.JPG


















2013年10月12日 埼玉県
カモ目カモ科 コガモ                                        CANON EOS40D EF70-200 f2.8 L IS USM


コゲラの若鳥 [鳥]

歩いていると、後ろからバタバタと飛んで目の前にとまった鳥がいた。
何々と目をやると、そこにいたのは「コゲラ」。
今年巣立った若鳥だろうか?
ぎこちない動作がそう思わせた。
今日、カラスの巣立った2羽のヒナが頭上にいたが、親が枝をバキバキ折って威嚇してきた。
川っぺりでは、4羽のヒナを連れたカルガモ夫婦がいた。
今年生まれた子供たち、みんな頑張れ!
コゲラ0603_2_1.JPG
















2013年6月3日 東京都
キツツキ目キツツキ科 コゲラ EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ

トビかノスリか? [鳥]

ルリタテハのいた草地では、枯れたオギの群落からカッ、カッ♪という乾いた音が聞こえてきた。
何の音?とそっと近づくと「ホオジロ」がいた。
ホオジロが音を立ててるの?でもじっとしているのに音が続いている。
よくよく音の方向を探ると、そこにいたのはコゲラ。
2羽のコゲラがオギにとまってつついていたのだった。
写真を撮ろうと構えると、2羽とも飛び去ってしまった。
疑われたホオジロは、「私は違うわ」っていう顔でこちらを見ていた。
ホオジロ0307_1.JPG
















フユシャクを探しに雑木林に入ると、低い枝に猛禽が・・・。
かなりの近距離で、あわててカメラを構えた。
数枚撮ったところで、飛び去ってしまった。
写真を見て、さて、これはトビかノスリか?
飛んでいればすぐにわかるのだが、こうしてとまっているところを見ると、はてさてわからない。
僕はノスリかなと思うのだが、みなさんいかがだろうか?
ノスリ0307_1.JPG
















2013年3月7日 東京都、埼玉県
スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ
タカ目 タカ科 ノスリ? トビ?           EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


シロハラ4態 [鳥]

歩いていると足元から褐色の鳥が飛び立ち目の前の柵にとまった。
ちょっとびっくり、気付かなかったが見ると「シロハラ」だった。
先ほどまで土の中の虫でも探していたのだろう、嘴が土まみれ。
すっとぼけた目が愛らしい!
シロハラ0123-1_1.JPG



















じっと見ていると首を左に。
シロハラ0123-3_1.JPG



















今度はひねる。
シロハラ0123-2_1.JPG



















さらには上に。
全く緊張感も警戒も無く、シロハラにとって悲しいかな私の存在は無であった。
シロハラ0123-4_1.JPG



















2013年1月23日 東京都 
スズメ目 ヒタキ科 シロハラ  EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


モズのはやにえ [鳥]

昨年秋にモズが高鳴きとともに現れてから、ちょくちょく探していたはやにえだが、全く見つけられないでいた。
はやにえにされるのは、バッタ、カマドウマ、カメムシ、ミミズ、トカゲなどそこに住んでいる小さな生きものたち。
今日も懲りずに林縁の小さなクワの枝を見て歩いていると、視界に不審な影が映った。
どこにはやにえがあるかわかるだろうか?
モズのはやにえ0129_1.JPG
















予想だにしない大物!
それは、何とヘビだった。
今シーズン初めて見たはやにえがヘビとは・・・。
近づいてみると、20cm弱のヤマカガシの子供だ。
まだ、真新しいことから数日のものと思われる。
この寒い中、冬眠せずに活動していたところを狙われたのだろうか?
それにしてもよく見つけたものである。
モズのはやにえ0129-1_1.JPG
















過去に見た中で一番大きかったのはニホンカナヘビだったが、それを更新する大きさだ。
こんな大物一度に食べきれないだろうから、ちょっとずつ食べるのか、少し食べたらあとは捨ててしまうのかとても気になっている。
ヤマカガシの子供も、多くの命を食べ生きながらえてここまで成長しただろうに、さぞかし無念であっただろう。
ただこの命が無駄になることが無いのが自然界。
モズが食べきれなくても、ほかの生きものの糧となるだろう。
さて、次の休みに改めて確認してみたい。
モズのはやにえ0129-2_1.JPG
























2013年1月29日 東京都
有鱗目 ナミヘビ科 ヤマカガシ 
CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye、CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


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