SSブログ

赤目が怖いが小ちゃなヒクイナ [鳥]

昨日てんとうむしさんのblog「不思議見つけた!」で紹介されていた「ヒクイナ」を見に行ってきた。
ここは狭山丘陵から数十キロ離れた都会の小さな川である。

ヒクイナはツル目クイナ科に属する鳥で同じ仲間に、特別天然記念物に指定されているヤンバルクイナが有名だ。夏鳥として全国に飛来し平地から丘陵地の水田、休耕田、池沼、川原などで繁殖するらしい。
その昔、ヒクイナの声は夏の風物詩として親しまれ、その鳴き声は谷戸田から「水鶏(くいな)が戸を叩く」と形容されたようだ。

バーダー02.05.JPG今では生息地は少なくこの時期ここで見られること自体珍しい。
ここのヒクイナも新聞で紹介され大勢のバーダーが訪れ警察が出動しちょっとした騒動になったようだと聞いた。
現地に着くと聞いた通り、岸の歩道には大砲を構えている人や通る人も何がいるのなどと興味津々で集まっていた。
タクシーで移動する方もいるくらい(^.^)


ヒクイナ1-02.05.JPG皆さんがカメラを向ける方を見ると、川岸でちょこちょこ餌を探し歩き回っている。真っ赤に充血したような目は怖いのだが、ちょこんと立った尾羽が可愛らしい。思ったより小さく20cm前後でムクドリ大くらいの大きさだ。
そこそこ距離があり僕のレンズではこれが限界(T_T)

ISOをオートにしていたのを忘れていて、帰って写真を見ると1600。
トリミングのうえ修正してもこの程度の画質になってしまった。

ヒクイナ02.05.JPGまぁ証拠写真程度と思っていただければ・・・(^.^)
見ているとたまに、こんな小さな羽根で器用に対岸へ飛ぶのだ。
その都度ギャラリーがぞろぞろ対岸へ移動。
まるで、はにかみ王子のような凄い人気だ。
かなりの時間観察したのだが、残念ながら鳴き声を聞くことは出来なかった。
それにしてもどこからやって来て、いつまでいるのだろうか?
とても興味がある。

ジョウビタキオス02.05.JPGカルガモ02.05.JPGヒクイナのいるこの場所はどうやらジョウビタキのオスのテリトリーらしくしきりにあたりを飛び交っていたが、ここでは完全に脇役というよりエキストラ? カメラを向ける人は一人もいなかった(T_T)(僕だけです。)
また、カルガモたちもたくさん水面をツッツッツッ-と泳ぎ愛嬌を振りまくも見向きもされず。
じっくり見ると羽の緑がとても綺麗なのだが・・・。





カメとコイ02.05.JPGこの川には鯉もたくさん泳いでいて、川岸にはミシシッピアカミミガメ=ミドリガメが甲羅干しをしていた。誰かがミドリガメを飼い切れず放したのだろう。
今では各地の川や池で繁殖し、日本古来種のイシガメ、クサガメがその生息場所を脅かされている。
ミドリガメが悪いわけでもなく、僕もお世話になった分複雑な心境だ。



何はともあれ初めてヒクイナにお目にかかれた。
てんとうむしさんにはこの場を借りてお礼を申し上げたい。
ヒクイナのアップは是非「不思議見つけた!」でご覧いただきたいと思う!


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。