SSブログ

今日のクロコノマ蛹、アサギマダラ幼虫 [チョウ・ガ]

昨日見に行ったクロコノマ蛹群に今日も昼一番訪れた。
今日羽化すると思われた蛹2頭からは、やはり羽化していた。
さらに今まで存在を気付かなかった蛹から1頭も。
確認している残りの蛹は1頭となったが羽化はもう少し先のようだ。
クロコノマ羽化1-10.27.JPGクロコノマ羽化2-10.27.JPGクロコノマ羽化3-10.27.JPG








アサギマダラ幼虫10.27.JPG昨日、アサギマダラの幼虫が脱皮しそうな感じだったので気に
なって見に行った。
同じ葉の裏にいてやはり脱皮しており頭の皮が横に落ちていた。
それにしても21日に脱皮したばかりなのに案外短期間に繰り返
すものだ。


自然の芸術品 スミナガシの蛹 [チョウ・ガ]

スミナガシは案外地味に見える蝶だが、よく見るととても綺麗な翅を持っている。
幼虫もその容姿は独特で、昆虫写真家の新開孝さんが名付けたまさしく’ジョーカー’そのものである。
さらに蛹も枯葉に擬態したその形は必見である。
幼虫・蛹・成虫とそれぞれのステージで特徴を持った蝶の一つだと思う。

アワブキの木で観察していたスミナガシ幼虫が姿を消し、幾度となく蛹化したかと周りの木も含めて探してきたがようやく待望の蛹を見つけることが出来た。
スミナガシ3-10.27.JPG住んでいたアワブキの木から2m~3m離れた別の種類の隣の木の高さ3m弱の枝で見つけた。
聞いていた通り、越冬蛹はやはり一旦木を降り別の木に登り蛹化するようだ。
それにしても何故そこまでの危険を冒してそういった行動をとるのだろうか?地面に降りればそれだけ捕食される可能性が高いと思うのだが。
不思議だ。

スミナガシ蛹10.27.JPG蛹の形態はご覧の通り、色も形も枯葉そっくりである。
虫食いの跡まで再現されているところが憎い!
普通に枝を見ていると、枯葉に紛れこれが蝶の蛹だとは気付くことはまずないであろう。
だがこれが蛹だと認識してみると、確かに触覚、翅、気門などが確認できる。


スミナガシ蛹2-10.27.JPG別の角度から見ると横から見た虫食いの跡のような部分は、左の写真では上側が二本の突起になっていることがわかる。
なかなか複雑な形状だ。
枯葉に同化した複雑な形はまさしく自然の芸術品だと思う。

これを見たくって幾日か通ったのだが出会えてとてもうれしい!!
先に見つけられた愛野緑さん参考になりました。ありがとうございました。

スミナガシ幼虫2-09.25.JPG
ジョーカーの幼虫。
スミナガシ08.05.JPG
綺麗な翅を持った成虫。


働き者のニホンミツバチ [ハチ・ハエ・アリ]

ニホンミツバチ10.22.JPGひっつき虫代表でもあるコセンダングサの花の蜜をさかんに集める蜂がいた。花から花へ忙しく飛び交っている。
働き者のミツバチだ。
蜜を集めながら時々、お尻振り振り八の字ダンスを披露。
ミツバチには、日本古来のニホンミツバチと外来のセイヨウミツバチがいる。腹部が黒いのでこれはニホンミツバチと思われる。
近くに巣があるのだろうか?自然では木のうろなどに営巣する。

ニホンミツバチ2-10.22.JPG今の時期のミツバチの天敵はスズメバチだ。特に幼虫、蛹を狙う。
十数匹のスズメバチで1つの巣を短時間に全滅させられる事もある。
だがミツバチも黙ってはいない!
ミツバチの武器は、集団で相手にたかり40℃を超える熱を発して相手を殺してしまう。スズメバチもこの熱には弱いようだ。
相手の数が少ない場合は、これで対抗できるのだろうが多勢ではどうにもならない。

ニホンミツバチ3-10.22.JPG戦力の差は明らかで、かわいそうだがこれが自然の掟なのだ。
養蜂家にとっても、最も憎むべき敵である。

ミツバチといえば僕の世代では、子供の頃のあの涙なくしては見られないTVアニメ「昆虫物語 みなしごハッチ」で親しみ深い虫でありアニメの中でもスズメバチは子供心に、にっくき敵であったことを思い出すのであった。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。