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丘陵の秋の虫たち [虫]

今日も寒い一日でもう長袖に衣替えである。
昨日(ちょっとだけ出た)今日とFieldに出ていないので先週のある一日に出会った虫たちのご紹介である。

クロコノマチョウ10.02.JPG朝クロコノマの幼虫群を見に行って、近くの遊歩道を歩いていると林縁から何かが飛び出した。「クロコノマチョウ」のメスである。
ヒカゲチョウより大きくひらひら優雅に飛び、ちらちら見える前翅内側のオレンジ色がとても綺麗だ。表は地味なだけに、そのチラリズムが男心をそそるのである。見かけた回数が少ないのもあるが翅を開いたところは図鑑でしか見たことが無い。是非とも開翅を見たいものだ!


野山北・六道山へ向かい散策していると久しぶりに甲虫を見つけた。「クロハナムグリ」だ。
今年は夏以来2回目のご対面。5~8月頃に見られるらしいがまだ頑張っている。
よく見るとベルベットのような色合いが美しい。

少し歩くと「オオカマキリ」がいた。
自然保護協会の「自然しらべ2008」はカマキリをさがせ!であり同定の為だろう、全身とこのファイティングポーズの写真を送ることになっているが少しいじったくらいではなかなかこのポーズをとってくれない。
今まで何十匹かにちょっかいを出したが皆こそこそと逃げてしまう。このオスは何と勇敢なことか!だがこんなに勇敢なのにまだ一人のようだ。出会いが無いのだろうか?是非とも頑張って欲しい!!

草むらに目を凝らすと、葉に擬態している「アオマツムシ」を見つけた。
昼間は樹上の葉の陰に隠れているのだが、珍しく日の当たる低い草の上にいる。よっぽど擬態に自身があるのだろうが僕に見つかるぐらいだとこの先、生きていけるのか?敵はもっと目がいいはずだが・・・。
クロハナムグリ10.02.JPGオオカマキリ10.02.JPGアオマツムシ10.02.JPG







コスモスの花の上にとまっていたのは「ツユムシ♂」
夜に「プツン・プツン、ジ・ジ・ジ・ジ」と鳴く。
草はらや林縁の葉の上にこの時期たくさん見られるがこんなピンクで茎の長い花の上にいるとせっかくの保護色も意味が無い。風に吹かれて花が揺れかなり不安定なのに気にならないのかだろうか?

少し開けた草地でヒョウモンが飛んでいた。午前中は見かけなかったが、午後になり出てきたようだ。
「メスグロヒョウモン」のオスメスが各2頭。
このメスは比較的翅が痛んでいないまだ綺麗な個体だがオスは翅が破れ鱗粉も落ちていたが
元気に飛び交っていた。
肌寒く秋を感じるようになったが、こうしてみるとまだまだ虫たちは頑張って姿を見せてくれそうだ。
ツユムシ10.02.JPGメスグロメス10.02.JPGメスグロオス10.02.JPG


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