ゾウムシの中では綺麗な色のコフキゾウムシ [甲虫]
何より寒い!室温は16℃でとうとうホットカーペットを出してしまった。
室外も車に付けた外気温計は、約14℃を示し歩いていても手が寒い。
やはりこんな日は、虫たちも活動を控えているようだ。
昨日クズの葉で「コフキゾウムシ」を見つけた。
コミスジ幼虫を探していて、偶然見つけ撮影したが帰って確認するとぶれて使えない(T_T)
今日はそのリベンジ。雲って暗いのでストロボでの撮影にした。
何と同じ葉の上にいた。フッ・フッフッ ラッキーだ。
体長は5mm程度とかなり小さい。
つぶらな黒い瞳が愛らしく、淡い水色がいい!
脅かすと葉の裏に回られる可能性があるので出来るだけ衝撃を与えないように気を使う。
図鑑には成虫の見られる時期は4-7月とあるが今の時期にいるということは成虫で越冬するのだろうか?
100mmマクロで撮影しても小さいのでトリミングをしてみた。
すると、体は色の粒で覆われているようで何とも不思議な感じである。
口の辺りはどのようになっているのか良くわからない。
もっとよく見たい!!と思ってしまった。
センニンソウの髭 [植物]
9月の初めに道端に今まで見た事のない(良く見てなかっただけ)白い綺麗な花が咲いていた。←09.08
帰って調べるとその名は「センニンソウ(仙人草)」。
蔓性の植物なので、蔓の這ったところに道になって花が咲いている。
ピンクのキツネノマゴやブルーのツユクサを従えて天の川のよう。
以前blogにも記載したが、その名の由来は果実(種?)に白い毛がありこの毛を仙人の髭に見たてて付けられたそうだ。
その髭を是非見てみたいと思い、花を見た所に行ってみた。
あった!仙人の髭!!
何とも不思議な形の実の先から白い髭が’ふにゅふにゅ’ってな感じで伸びている。
これは面白い!
五つある実の先からそれぞれ一本ずつ髭が出ているのだ。
蔓の這ったところに沿ってこの髭が続いていた。
いったい仙人は何人いるのだろうか?
5×???? 何千人? ぬぁんちゃって・・・・(-_-;)
植物は花も綺麗だが、実も必見のものも多い。
これからの時期の楽しみでもあるのだ!!
オオカマキリの産卵 [その他の虫]
カマキリの姿も見る頻度が少なくなってきたように思う。
道端のススキの茎に卵を産んでいるカマキリを見つけた。
カマキリの卵は、卵趙(らんしょう)または卵嚢(らんのう)と呼ばれる塊の中に数百個生みつけられる。
卵趙は、産卵と同時に分泌する粘液が固まって空気を含んだスポンジ状の構造になり、気温の変化や衝撃、敵から卵を守るのである。
カマキリの種類によって、卵趙の形状も異なり形により種を特定できる。
この大きく丸っこい形はオオカマキリである。
良く似たチョウセンカマキリは細長い卵趙を産む。
このメスの産卵はおそらく終わりに近く卵趙の形もほぼ出来上がっていたがそれでもまだお尻を突っ込み、泡を出していた。
生んだばかりの卵趙は、真っ白い。
時間が経つと見慣れたあの褐色になるのだろう。
それにしても泡が垂れてこないところを見ると軽くて空気に触れるとすぐに固まるのだろうか?
春にはこの塊から数百の幼虫が生まれてくる。
孵化を見ようと家に持って帰ったのはいいが、忘れてしまい春になって家の中やベランダが小さなカマキリだらけといった経験はないだろうか?
僕の場合、家の中で孵化しかなり怒られた(T_T)
どうしても見たい場合は、このような事にならぬようプラケースなどに入れ蓋との間にガーゼやネットを挟むことをお奨めする!
半月ほど前にこのあたりで撮影したオオカマキリのメスだが今回産卵していたのはこのメスだったのであろうか?
ターコイズ色のルリタテハ [チョウ・ガ]
相変わらず、コナラの樹液にオオスズメバチが集まっていた。
少し離れたところに、ルリタテハ数匹が日を浴びて翅を広げている。
スズメバチの隙を狙っているのか?
ルリタテハは成虫越冬する蝶で、秋に出現した成虫は冬を前にまだまだ元気だ!
丘陵でも良く見られる蝶だが、羽表にはとても綺麗なblueのラインが美しい。
このあたりで見られるタテハチョウの仲間の中では個人的には1・2を争う好きな蝶である。
このblue ついつい僕の大好きなターコイズ色を思い出す。
Baseが地味な濃紺だけにすごく目立つ色である。
ルリ色とはこのような色なのだろうか?
翅の縁もリアス式海岸のような複雑な造形美だ。
翅裏はとても地味だが、枯葉に紛れるとたぶん見つけることは難しい
色や模様とリアス式海岸の縁がまるで枯葉に擬態しているのである。
良く見るとあちこちにblueがちりばめられていて綺麗だ。
幼虫はサルトリイバラを食草とする。
近くに生えているイバラを探すもなかなか幼虫も蛹も見つけることが出来ない。