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尾根道の恐怖 ケバエ幼虫(成虫追記) [その他の虫]

数週間前から、尾根道を歩いていると良く不気味な塊に遭遇する。
普段足元など見て歩かないのだが、たまたま見てしまったのだ。
砂利道なのだがそこに茶色い塊が蠢いていた。
ケバエ2.JPGようく見るとゲジゲジのような毛虫のような虫が数多く集まり砂利の下にもぐろうと蠢いていたのだ。初めて見る虫と光景。
この虫たちはいったいどこから来たのだろう?
林縁から道に出てきたのか?それにしてはこれだけの数が這った後が見られない。上の木から落ちてきたのか?こんな塊が落ちてくるならおちおち歩いてもいられない。
それにしても何かの幼虫であることは間違いなさそうだ。

ケバエ3.JPGこの後、公園レンジャーの蜂須賀隊長にお会いしたので聞いてみると「ケバエ」という虫の幼虫だと教えていただいた。主に落ち葉などを食べ、たまに集団で道に出てくるので不快害虫とされるとの事。特に毒などはない。成虫のオスの複眼が大きくメスは小さいらしい。さすが良くご存知だ。
木から落ちてくるのではないと知りほっとした!
調べるとこの虫はハエ目ケバエ科に属するがカに近縁であるらしい。
かなり昔にそれらしき虫を写真におさめた記憶があるが探しきれない。

ケバエ1.JPG道を見るとこんな風に塊が見える。このところかなりの頻度で見かけるが
、不思議と決まった道でしか見かけない。成虫の生息場所があるのだろうか?
お陰で歩く時は道の先を見て歩くようになってしまった。
皆さんも今の時期、里山を歩く時には足元にご注意を!!



ケバエ.jpgケバエ0.jpg2年前の4月末に当時住んでいた
大阪で撮影した写真を見つけた。
メスアカケバエかハグロケバエの
オスかと思われる。
上記がこの幼虫かは不明だ。
この時は目の大きいハチか何か
かと思いながら撮影しそのまま
にしていた。


つぶらな瞳の ササキリ [バッタ]

ササキリ1.JPGクズの葉にシルエットを見つけた。
バッタのようだがいったい何がいるのか?
こういうのを見つけると非常に楽しい。
今の時期多いのは、ツユムシだ。
林縁や草むらの葉の上に乗っかっている。



ササキリ2.JPGさてツユムシかっ?と葉表を覗くとこいつがいた。
はずれ。「ササキリ」だ。確かにササキリも只今絶好調である!
キリギリスの仲間だが小型で昼間から小さな声で♪シリ・シリ・シリ♪
と鳴いている。
なかなか敏感で人影を見るとサっと隠れるが、オスは鳴いていると案外近くまで寄っても逃げないようだ。


ササキリオス.JPGササキリメス.JPGようく見ると綺麗な緑と、クリクリッと
したつぶらな瞳が愛らしい!
目から翅先までの黒いラインと後足
関節の黒色が特徴だ。
左は翅の発音器を擦り合わせて鳴
いているオス。
産卵管のある右がメスである。

ササキリ3.JPG
里山の山影で鳴いているシルエットもなかなか秋を感じさせる、絵になる虫である。

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