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鳴かないコオロギの仲間 ウスグモスズ [バッタ]

その昔、秋になると気になるコオロギの仲間であろうと思われる体長6mm程の虫がいた。
たまに葉上や草の上で見かけるのだが名前がわからない。
最初にメスを見てクサヒバリのメスかと思ったのだが、同じ翅を持ったオスがいて混乱した。
クサヒバリのオスの翅は鳴くための発音器があるのでメスと異なる。
クサヒバリ亜科のようだがそこらの図鑑を見ても載っていない。
色々調べようやく「ウスグモスズ」というバッタ目(直翅目)コオロギ科の虫だとわかった。
クサヒバリは後足腿節(いわゆる太腿)に黒班があるので区別する。
ウスグモスズオス10.09.JPGウスグモスズメス10.09.JPG







   ウスグモスズ♂            ウスグモスズ♀

ウスグモスズメス2.JPGどこから来たのか定かではない外来種らしい。
見ての通りオスの翅には発音器がなく鳴くことは出来ない。
オスが鳴くのはメスを呼び寄せる為なのに、ならばどのようにしてメスを誘うのだろう。
メスで左のように産卵管より長い翅を持つものも見かけるがこれもウスグモスズなのだろうか?
未だに自分の中では不思議の多い虫である。
(それ以上調べる努力をしていないのも事実である((+_+)))

コミスジ幼虫&ウラナミシジミ他 [チョウ・ガ]

今日は、朝一クロコノマ蛹群が羽化するのではないかと「蝶と山・てくてく写日記」のBANYANさんと見に行った。現地で「コロポックル賛歌」のclossianaさんと「90%Papillon」のpapilaboさんを紹介いただきご挨拶した。
クロコノマ蛹群10.09.JPG残念ながらクロコノマの羽化はまだで明日当たりか?
このところの雨などの影響か、少し遅い感じだ。

終令幼虫は全て蛹化したようで蛹の乱立である。
クロコノマ幼虫群から蛹群になってしまった(^.^)
左記写真には5頭写っているが他の場所で4頭の蛹が見られた。
自然状態の羽化を何とか見たいものであるがこればかりは難しい。


その後、clossianaさんとpapilaboさんと別れ六地蔵のアサギマダラの卵を見に行ったがこちらも孵化はまだであった。2個見つけたが、有精卵なのか不安は残る。
コミスジ幼虫10.09.jpg次にBANYANさんに里山民家のダイミョウセセリ&コミスジ幼虫を案内してもらった。
ダイミョウセセリはヤマノイモの葉で見つかった。葉を折っているのですぐにそれとわかった。写真を撮ったがブレブレで載せられない(T_T)
コミスジはなかなか見つからなかったがようやく1頭、まるでスミナガシの幼虫のようにクズの葉の葉脈だけ残しその先にぶら下がっている。
小さく良く見えず写真もトリミングしての大きさだ。それでも???


昼食後、さいたま市へウラナミシジミとウラギンシジミの卵と幼虫探索に向かう。
まずクズの花を探しウラギンシジミの卵数個とウラナミシジミ数十個を確認したが幼虫は見つけられなかった。ここのクズは大半が花も終わり実をつけているが一部花が咲いている場所でチョウたちがしきりに産卵していた。
別の場所のマメ科の食草で、幸運にも交尾するウラナミシジミを撮影できた。
ウラナミシジミ10.09.JPGウラナミシジミ交尾10.09.JPG狭山丘陵の僕の通っているFieldではあまり見かけない蝶が乱舞・産卵しているのには驚いた。こうにも地域性があるとは。
以前に書いたがこの蝶は南方系でここでは越冬できないと思われるのに、多くの成虫がたくさんの卵を産んで全て越冬できずに死んでしまうのかと不思議に思ってしまう。

アケビコノハ幼虫10.09.JPG帰りに雑木林を歩いてみたが、時間が遅く林の中は暗く出合う虫は少なかった。
林縁のアケビにアケビコノハの幼虫がいた。
いつ見てもこのギョロ目は不気味である。
外敵から身を守るためだろうが、その効果は間違いなく僕に対しては絶大である!!


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