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ピンクが妖艶なジョロウグモ [その他の虫]

ジョロウグモ11.18.JPG草むらに何かいないかと探しながら歩いていると、「ジョロウグモ」の♀がいた。
早朝の朝などに林の中を歩くとよく蜘蛛の巣に引っかかり あ″ー となるので蜘蛛はあまり好きではないのだが、今日は久しぶりにじっくり眺るとお腹の黄色とグレーの脇に綺麗なピンク色の模様がある。



ジョロウグモ2-11.18.JPGジョロウグモは漢字で「女郎蜘蛛」と書き、その由来は女郎からきたとか昔の上臈(じょうろう)-身分の高い女官-から名付けられたと言われている。
確かにお腹の色模様は艶やかで妖艶な雰囲気がある。
その昔、女郎と上臈ではえらい違いなのだろうが想像するにきっとどちらも妖艶だったのであろう。
ジョロウグモの♂はいつも巣の端のほうにいてとても小さい。まるで居候である。名前の由来が♀から来ているのも頷けてしまう。

里山民家紅葉11.18.JPG紅葉1-11.18.JPG里山民家に立ち寄ったら庭のモミジが日差しを浴びてとても綺麗だったので撮影してみた。
こちらも艶やかで華やかな景色であった。


クヌギカメムシの仲間の産卵 [セミ・カメムシ]

ヨコズナサシガメ幼虫11.18.JPGヨコズナサシガメ幼虫2-11.18.JPGコナラの幹にヨコズナサシガメの幼虫がいた。
冬を前に集団越冬するため集まってきているようだ。
今日当たりはまだ日が射し暖かいので幹をうろうろ歩き回っているが寒くなると一ヶ所に固まって過ごす。


クヌギカメムシ11.18.JPGサシガメの横にお腹の膨れたカメムシが樹皮の間に潜っていたのでついでに撮影した。
その時は気付かなかったが、帰って写真を確認するとどうやら産卵していたようだ。体色は赤いがたぶんクヌギカメムシの仲間で、腹部の気門の色からヘラクヌギカメムシかサジクヌギカメムシではないかと思う。
クヌギカメムシは通常緑色だが今の時期このように赤い個体もいると聞く。


クヌギカメムシ1-11.18.JPG既にかなりの数を産んでいるがまだお腹はパンパンに張っている。
いったいどのくらいの卵を持っているのだろうか?
サシガメたちがうろうろしているこの場所で産卵すると、卵がやられてしまうのではないかと心配になる。
たまに覗いて見ようと思う。

*種が異なるようであれば教えてくださいm(__)m

フワフワ妖精のような ユキムシ [セミ・カメムシ]

ユキムシ11.17.JPG少し前からあちこちで見かけるようになった「ユキムシ」。
雪国ではこの虫が飛び出したらまもなく雪が降るといわれる。
北海道などでは大量発生することもあるようだが、ここではちらほら程度だ。綿虫と呼ぶところもある。
前足を広げてフワフワ飛ぶ姿は妖精のようでとても可愛いい!!



ユキムシ2-11.17.JPGユキムシという名前は総称でカメムシ目アブラムシ科の仲間。
北海道などで見られるのは「トドノネオオワタムシ」、「コオノオオワタムシ」が多いようだがユキムシとしては10数種ほどはいるらしい。
トドノネはトドマツ・ヤチダモ、コオノはエゾマツ・ヒョウタンボク類を食樹とし季節によってこの2つの食樹の間を飛んで移動する。ちょうど今がその時期だ。
綿のようなものは、体から分泌するロウ物質でアブラムシ科の仲間では良く見かけられる。
狭山丘陵にはトドマツやエゾマツはないと思われるので上記2種ではないのかもしれない。


今の時期の丘陵の蝶たち [チョウ・ガ]

アカボシ幼虫.JPGいつも観察している丘陵の小さなエノキ。
blogでお世話になっている「愛野緑の撮影日記」の愛野緑さんが、「アカボシゴマダラ」の幼虫が樹上越冬状態に入ったようだとの記事を載せておられたのでこの木であろうと探したのだがなかなか見つからずようやく他力(T_T)で確認できた。
二股の枝の根元に同化して本当に良く見ないとわからない。
背中の突起の色もエノキの樹皮の模様の色にそっくりだ。

ゴマダラ幼虫11.14.JPG一方で同じ木の「ゴマダラチョウ」の幼虫は相変わらず直立姿勢で葉の上にいた。
どちらの幼虫も、葉の上にいる時は緑だが越冬状態になると樹皮や枯葉の茶色に体色を変化させるようだ。
このゴマダラ幼虫もいずれは茶褐色になり木を下りるのだろう。



アオバセセリ蛹11.14.JPGこの日、僕が以前に「アオバセセリ」の蛹の写真を失敗したといっていたので「蝶と山・てくてく写日記」のBANYANさんがわざわざ蛹を持ってきてくれた。この蛹は瑞穂町のアワブキで育った個体だ。
今回はリベンジで何とか見れる写真となった。BANYANさんありがとうございました。それにしても白い粉をまとっているがこれはいったい何の為なのだろう。粉が少しはげているところは、半透明のような感じだ。
不思議である。

ヤマトシジミ前踊・蛹.JPGさらにBANYANさんが飼育していた「ヤマトシジミ」の幼虫が前蛹になったとの事でそれも撮影させていただいた。m(__)m
とても綺麗な緑色で食草のカタバミの色のようだ。
良く見るとまだ体表に毛が残っているので恐らく前蛹状態でこれから蛹になると思われた。
ヤマトシジミは今でも成虫が見られるが、カタバミを探してもなかなか幼虫や蛹は見つからない。

ルリタテハ11.14.JPGテングチョウ11.14.JPG幼虫・蛹だけだと寂しいのでこの日見かけた蝶。

相変わらず日なたのコナラで日光浴の「ルリタテハ」。
日の当たる尾根道で開翅している「テングチョウ」。

どちらも成虫越冬で今後も暖かい日にはお目にかかれる蝶たちである。


いつもの虫たち [虫]

今日は、天気がぐずついたのでFieldには出れなかった。
そこで先週、出会った虫たちのSHOTを数枚。

オオカマキリ.JPGススキにいつも見かけるオオカマキリの♀が大きなお腹で摑まっていた。
まもなく産卵をして子孫を残して死んでしまうのだろう。
カメラを向けるとサービス精神旺盛で上目遣いにカメラ目線で答えてくれた(^.^)

アオスジアゲハ幼虫.JPGこちらも定点観測中のアオスジアゲハのアオちゃん。
なかなか蛹にならないので少し心配だ。
兄弟2頭はどこかに行ってしまい見当たらず1頭だけでクスの葉で過ごしている。
擬似眼が困っているようでさらに心配になる。
おい!大丈夫か!!


アオマツムシ.JPGたまたま林道沿いの低木で見つけたアオマツムシの♀。
いよいよ♂たちの鳴き声もか細くなり、まだ暖かい昼間にさかんに鳴いている。
コオロギなど鳴く虫の仲間は寒くなるにつれ、だんだん鳴き声のテンポが遅くなる。
アオマツムシの鳴き声も例に漏れずである。
これはメスなので鳴かないがカマキリと同じように産卵を終えるまで、姿を見られるのもあと僅かであろう。


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