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15年前の鳴く虫の新聞記事 [バッタ]

家の本棚をごそごそ探し物をしていると、昔の新聞の記事の切抜きが出てきた。
お題は「秋の夜長、虫の声いかが」である。
1993年(平成5年)9月8日の朝日新聞の記事だ。この年の9月8日は水曜日だったようだ。
15年前何をしていたのだろうかと思い起こせば、あの頃かと懐かしくSweetな時代が・・・。

虫の声新聞.JPGさて、記事の内容はと言うと、この年は冷夏でアオマツムシの鳴き声が少ないとの書き出しだ。
どうやら毎年騒音源となっているアオマツムシの声が少ないので日本古来の虫の音を楽しもうということで、鳴く虫の名前と鳴き声を紹介している。
記事の中で当事東京動物園協会常任理事の矢島稔さんが「アオマツムシは寒さに弱く、気温が20度以下になると活動が鈍り、コーラスを響かせることが少なくなります。-省略-おおむね10時には鳴きやみます。それ以降は、コオロギなりカンタンなり虫の音色を、心ゆくまで楽しむことが出来るでしょう」とコメントされている。




今年、我家から聞こえるアオマツムシの声はおおむね夜中の12時を回っても響き渡り、2時頃にようやくコオロギたちにバトンタッチしていた。
温度の影響で鳴きやむというならその時間が遅くなっているということは、これも温暖化の影響なのだろうか?
さまざまな鳴く虫の音色については、昆虫研究家の小野公男さんが解説されている。
寒くなりアオマツムシの声はほとんど聞かれなくなったが、まだコオロギたちの鳴き声は聞こえる。
もう少しの間、日本古来の鳴く虫たちの声に耳を傾けたいと思う。


体を揺すって威嚇する フクラスズメの幼虫 [チョウ・ガ]

フクラスズメ.JPG夏頃からイラクサ科の植物の葉を丸坊主にしている幼虫が目に付いた。
「フクラスズメ」の幼虫だ。
ヤガ科に属する蛾で日本全土に分布し成虫は夜、樹液などに集まる。
良く見られる蛾のようだが、僕は見たことがない。
見たことがあってもそれがフクラスズメとは気付いていないのかもしれない。
夏の夜の昆虫酒場でカブトムシたちの中に混じって見かけられるそうだ。

フクラスズメ2.JPG幼虫は危険を感じると、頭を振って相手を威嚇する。
息を吹きかけると凄い勢いで頭を持ち上げ上下に振り出し、とまっている茎も揺れるほどだ。
面白いのでずっと続けているとそのうちに止めてしまった。
疲れたのか、目が回ったのか(^.^)



フクラスズメ11.06.JPG先週あたりから姿が見えなくなったので、どこかで蛹化したのかと思っていたら昨日久しぶりに見かけることが出来た。
さらに一回りほど大きく、お腹は綺麗な黄緑色だ。
しかしまもなく完全に姿を消してしまうのだろう。

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