口紅を付けた虫 クビキリギス

良く見かけるクズの葉には、色々な虫たちが暮らしている。
昨日、クズの葉の上にクビキリギスを見つけた。
以前に紹介したのは褐色型だったが見つけたのは緑色型だ。
1週間ほど前にも同じ所で見かけたのだが、きっと同じ個体であろう。
緑色型は葉が茂っている時期には、茎や葉に紛れると保護色で見つけにくい。
成虫越冬するのだが、葉が枯れ茶色一色になるこれからの季節にはこの緑は不利であろう。








今回は、捕まえてお洒落な口元を拝見させてもらった。
気温が低く、動きも緩慢でたやすく捕らえる事が出来た。
尖った頭に鋭角な顔。これだけでも特徴的なのにさらに口が赤い。真っ赤だ！

こいつは産卵管がありメスであった。まさしく口紅をつけているようで納得してしまう。
（もちろんオスも赤いのだが・・・）
それにしてもこんなに両手を広げて大胆に赤い口をアピールされると思わず引いてしまう。
私生活でもこんなことは未経験である(^.^)