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お天気回復! [自然]

昨日は昼からかなり雨が降ったが、今朝起きるとすっかりやんで晴れていた。
このところある蛾ときのこを撮影ターゲットとして探しているがなかなか見つからない。
きのこの方はもう時期が遅いようで今シーズンは難しいかも知れない。

水溜り11.25.JPG朝の林.JPG丘陵の尾根道には水溜りが出来ていてかなりの雨量だったらしい。

林の中できのこをきのこ目線で探していると、倒木から昨日降った雨が朝の日差しで水蒸気となり立ち上っていた。
こういう景色もなかなかいいもんだ。





ヨコズナサシガメ幼虫11.25.JPGアカボシゴマダラ幼虫11.25.JPGコナラの「ヨコズナサシガメ」の幼虫は日を浴びてもぞもぞ動き出していた。
ヨコズナサシガメはカメムシと同じ半翅目に属し、元来東南アジアに生息する虫で昭和の初めに貨物に紛れ九州に上陸したとされる帰化昆虫だ。そこから生息域を北に広げ15年ほど前から関東でも見られるようになったようだ。

今日もエノキの若木で「アカボシゴマダラ」の幼虫を見つけた。ほとんどの個体が根元のほうで上向でとまっているので葉にいるより見慣れると見つけやすいかも知れない。


カナヘビ子11.25.JPGエノキの根元ががさがさ言うので見ると「カナヘビ」の子供だった。
顔だけ見ると恐竜のようで怖い。
このカナヘビの子は、かわいそうに後の両足が動かないようで前足だけで這っていた。
尻尾も途中から切れていたので何かに襲われたのだろうか?
俊敏には動けないので自然の中では厳しいが何とか成長して欲しいものだ!


アオモンツノカメムシ11.25.JPG柵沿いの葉上で見たことのないカメムシを見つけた。
このところカメムシを見る頻度が増えたようだ。
帰って調べると「アオモンツノカメムシ」と判明。
ヤツデやキヅタ、ウドに集まり成虫で越冬するらしい。
カメムシの仲間も種類が多く似たものもいて、カメムシだけの図鑑もあるくらいで同定が厄介である。



アオマツムシの最期11.25.JPG切り株の多い林の中を歩いたせいで、長靴の底が割れさらに横のゴムが破れてしまった。もう10年ほど前に買った安いゴム長なのでしょうがない。という事で今日はここまでと歩いていると枯葉と一緒にアオマツムシが落ちていた。この寒さでとうとう息絶えたようだ。そういえば今日は鳴き声を聞かなかった気がする。
アオマツの姿も声も来年の夏までということか。
あの騒々しい声が今では懐かしい・・・・。


吸いながら出す ツマグロオオヨコバイ [セミ・カメムシ]

ツマグロオオヨコバイ1.JPG草むらや樹木の葉の裏で見かけるのが「ツマグロオオヨコバイ」だ。
体長13mmほどのセミやカメムシの仲間で色々な植物の汁を吸う。
なかなか敏感で人影を見ると葉陰や茎の裏側にサッと隠れる臆病者。

ツマグロオオヨコバイ2.JPG普段、植物の汁を吸いながらお尻から排液を出している。コナラの木の下などにいると上から小さな水滴が降ってくるがそれはツマグロオオヨコバイの排液つまりおしっこなのである。
吸いながら排泄するとは何とも下品だが、いかに効率良く養分を吸収しているかと感心してしまう。


激しい戦いの結末 ハラビロカマキリ [その他の虫]

ハラビロカマキリ1-11.21.JPG今日は、少し寒さも和らぎ日差しも暖かかったがあまり虫に出会わない。
林縁の群落も茶色に枯れ、はなはだ寒々しい。
見かけたのはエノキの葉で休むテングチョウ、モンキチョウのオス、ヨコズナサシガメ幼虫くらい。先日見つけたクヌギカメムシの卵はやはり跡形もなくなくなっていた。

あきらめ気分でジャコウアゲハの蛹の様子を見ていると、すぐ横にハラビロカマキリのメスが2匹いた。
一方が体を折り曲げ、翅を広げて激しく争っているようだが、何かおかしい。
まったく動かないのだ。



ハラビロカマキリ2-11.21.JPGよく見ると2匹ともそのままの状態で死んでいた。
裏に回って反対側から見た。
形だけ見れば今まさに戦っているかのようにリアルだ。
それにしても、何故このままの状態で死んでしまったのだろう?
翅を広げた方の前胸部には食べられた跡が残っている。
一方は首の部分に緑色のものが見える。
共に致命傷を与えその場で息絶えたのか?

ハラビロカマキリ3-11.21.JPGハラビロカマキリ4-11.21.JPG戦っている途中に鳥などにやられたのならこのままの体勢ではいないだろうし、
寒さでこの状態のまま死んでしまったというのも考えにくい。
頭の周辺の蜘蛛の巣は死んでからのものだと思うのだが・・・。
何とも哀れだが不思議な光景だった。


雌雄別種のような セスジツユムシ [バッタ]

キリギリス科の仲間は、同じ種の雌雄の見た目は変わらないものがほとんどである。
雌雄の判別は雄には翅に鳴くための発音器があり、雌にはお尻の先に産卵管がある。

しかしこの「セスジツユムシ」は、雌雄で見た目が少し異なり知らなければ同種とは想像しがたい。
以前に紹介したツユムシやアシグロツユムシは雌雄の見た目はほとんど同じなので種の同定は簡単だ。

セスジツユムシオス.JPG雄の特徴は、頭から後翅先端まで茶褐色の線がありさらにあしも褐色で全体的なにスマートな印象である。
前翅の付根に発音器があることですぐに雄と判別できるが、お尻の先にある尾肢と呼ばれる部分が上方に湾曲して出ているのでこれが産卵管のように見え間違えやすい。
左の写真でも僅かに尾肢が見える。



雌は雄の背部の茶褐色の線が黄白色であしは緑色である。また、翅の幅も雄より広くずんぐりしている。たまに褐色型のものもいる。(下3枚全て雌)

先週は雌雄共に見かけたが、これだけ寒くなりまだ見ることが出来るのだろうか?

セスジツユムシメス緑色型1.JPGセスジツユムシメス緑色型2.JPGセスジツユムシメス褐色型.JPG


迫力のウスタビガ [チョウ・ガ]

このところパソコンのメモリー不足で画像が開けなくなってしまうことが頻繁に起こる。
2年前に購入したノートパソコンで当事は大丈夫だろうと思っていたが想像外に写真の多いサイトを見たり1000万画素以上の画像をいくつも処理しているとメモリーが足らないようだ。
そこで今日は、都内まで増設メモリーを買いに行き最大容量の2GBに増設した。
これで大丈夫であろう!!
メモリーもパソコンを発売して数年ならまだ買える値段だが月日が経つにつれ価格が上がって、おいそれと買える値段ではなくなってしまう。
従って、昨日撮った虫である。

ウスタビガ11.18.JPG丘陵を車で移動中に大きな黄色い虫が道路で羽ばたいていた。
早速、車を路肩に停め近づくと大きなお腹の「ウスタビガ」の♀であった。
幸い交通量が少なく車が来なかったので、ほぼ道路中央での撮影となった。
犬を連れた若いご婦人?が何事かとこちらを見ていたが、構わず車が来ないうちに撮影だ!
翅の4つの白い縁取りの目玉模様が銀色に輝いて目立っている。

ウスタビガ2-11.18.JPGウスタビガ3-11.18.JPGウスタビガも必死に羽ばたくが飛べず道路を這って移動する。
車が数台通ったが、運良く避けて通ってくれた。
普段見る蛾の中ではかなり大きく、こんな蛾が飛んできたら婦女子は泣き出すに違いない迫力だ。

ヤマカマス.JPGこの蛾のマユは綺麗な緑色で「山かます」と呼ばれる。
葉の落ちた冬の雑木林でよく見る事が出来る。

昨年の冬に狭山丘陵で撮影した「山かます」である。
これらを見つけるのも冬の雑木林の楽しみでもあるのだ!

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