SSブログ

チョウ大発生のTVニュース [チョウ・ガ]

今日の新聞のTV番組欄に「季節はずれのチョウ大発生で街路樹無残」とあった。
いったいどんなチョウであろうかと夕方のニュースだったが録画してみた。

その正体は「クロマダラソテツシジミ」、場所は和歌山県の太地町であった。
太地町といえば、和歌山県の南端に位置し温暖で街路樹にソテツが生え南国ムードの鯨で有名な町だ。
関西にいた頃は何度かドライブがてらに海岸沿いを走ったことがある。
女優の太地喜和子の出身地としても知られている。

それはさておき、今の時期にもクロマダラソテツシジミが大発生して街路樹のソテツが枯れ被害を受けているという。
ニュースでは、東南アジア原産で季節風などに乗って島伝いに北上し、1992年沖縄本島、2007年鹿児島県、2008年兵庫県で発見された。和歌山県でも今年から発生しているようだと県立自然博物館の学芸員の方がコメントされていた。

町中のあちこちで成虫が飛び、街路樹のソテツは幼虫に新芽を食べられ枯れている様子が映し出されていた。温暖でソテツが多い土地柄が大発生を招いているようだ。
兵庫県や大阪府でも発生しているというのは、お世話になっている方のblogなどからもわかってはいたが和歌山では、害虫扱いされるほど増えているとは驚きである。
太地町役場では、この冬越冬するようであれば駆除も検討するとの事。

温暖化の影響もあり普段見られない蝶など虫たちが身近に見れるのはうれしいが、反面このように害虫としてニュースに取り上げられたり、生態系への影響を考えると何とも複雑な心境だ。

このチョウとは出会った事がないので写真を掲載できないのも残念である。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。