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フワフワ妖精のような ユキムシ [セミ・カメムシ]

ユキムシ11.17.JPG少し前からあちこちで見かけるようになった「ユキムシ」。
雪国ではこの虫が飛び出したらまもなく雪が降るといわれる。
北海道などでは大量発生することもあるようだが、ここではちらほら程度だ。綿虫と呼ぶところもある。
前足を広げてフワフワ飛ぶ姿は妖精のようでとても可愛いい!!



ユキムシ2-11.17.JPGユキムシという名前は総称でカメムシ目アブラムシ科の仲間。
北海道などで見られるのは「トドノネオオワタムシ」、「コオノオオワタムシ」が多いようだがユキムシとしては10数種ほどはいるらしい。
トドノネはトドマツ・ヤチダモ、コオノはエゾマツ・ヒョウタンボク類を食樹とし季節によってこの2つの食樹の間を飛んで移動する。ちょうど今がその時期だ。
綿のようなものは、体から分泌するロウ物質でアブラムシ科の仲間では良く見かけられる。
狭山丘陵にはトドマツやエゾマツはないと思われるので上記2種ではないのかもしれない。


今の時期の丘陵の蝶たち [チョウ・ガ]

アカボシ幼虫.JPGいつも観察している丘陵の小さなエノキ。
blogでお世話になっている「愛野緑の撮影日記」の愛野緑さんが、「アカボシゴマダラ」の幼虫が樹上越冬状態に入ったようだとの記事を載せておられたのでこの木であろうと探したのだがなかなか見つからずようやく他力(T_T)で確認できた。
二股の枝の根元に同化して本当に良く見ないとわからない。
背中の突起の色もエノキの樹皮の模様の色にそっくりだ。

ゴマダラ幼虫11.14.JPG一方で同じ木の「ゴマダラチョウ」の幼虫は相変わらず直立姿勢で葉の上にいた。
どちらの幼虫も、葉の上にいる時は緑だが越冬状態になると樹皮や枯葉の茶色に体色を変化させるようだ。
このゴマダラ幼虫もいずれは茶褐色になり木を下りるのだろう。



アオバセセリ蛹11.14.JPGこの日、僕が以前に「アオバセセリ」の蛹の写真を失敗したといっていたので「蝶と山・てくてく写日記」のBANYANさんがわざわざ蛹を持ってきてくれた。この蛹は瑞穂町のアワブキで育った個体だ。
今回はリベンジで何とか見れる写真となった。BANYANさんありがとうございました。それにしても白い粉をまとっているがこれはいったい何の為なのだろう。粉が少しはげているところは、半透明のような感じだ。
不思議である。

ヤマトシジミ前踊・蛹.JPGさらにBANYANさんが飼育していた「ヤマトシジミ」の幼虫が前蛹になったとの事でそれも撮影させていただいた。m(__)m
とても綺麗な緑色で食草のカタバミの色のようだ。
良く見るとまだ体表に毛が残っているので恐らく前蛹状態でこれから蛹になると思われた。
ヤマトシジミは今でも成虫が見られるが、カタバミを探してもなかなか幼虫や蛹は見つからない。

ルリタテハ11.14.JPGテングチョウ11.14.JPG幼虫・蛹だけだと寂しいのでこの日見かけた蝶。

相変わらず日なたのコナラで日光浴の「ルリタテハ」。
日の当たる尾根道で開翅している「テングチョウ」。

どちらも成虫越冬で今後も暖かい日にはお目にかかれる蝶たちである。


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