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アリジゴク 恐るべし大顎 *追記 [その他の虫]

今日は怒涛の3連ちゃんである。パチンコならいよいよ興奮してくる頃だがそんなわけもなく・・・。
1日1題を基本としているのだが、なかなか思うようには問屋がおろしてくれない(古い言い回しです)。
そこんところは帳尻合わせということでクリアーしようかと まぁアバウトです(-_-;)

尾根道でアブが交尾行動をとっていたので面白そうだとしゃがんだら、足元の落ち葉の上で何かが動いた。
アリジゴク11.26.JPG見るが小さくて何だ?
ようく見るとどうやらアリジゴクである。6~7mm程だ。
アリジゴクだがいわゆるアリジゴクを作っているわけではない。単に落ち葉の上にいるのである。アリジゴクといえば神社の境内などの砂地に穴を掘り、通りかかった虫が落ちて食べられてしまう穴に潜む虫である。
なぜ砂利道の落ち葉の上に?やはりあの穴とセットでないとアリジゴクの価値は半減してしまうと思うのだが・・・・((+_+))

アリジゴク3-11.26.JPG死んでいるのかと思い小枝でしりをつついてみたらもぞっと動いた。
生きている(^.^)

マクロレンズのファインダー越しに見ると凄い大顎を持っている。
顎の内側には小さな歯がずらり。
これに挟まれたら小さな虫はひとたまりもないであろう。


アリジゴク2-11.26.JPGウスバカゲロウ08.05.JPGちょっと目を放したらもうどこにいたか判らなくなってしまった。背中に小石のようなものを背負い、色も砂利と同じなのでこれも保護色なのだろう。うかつだった!
そういえば夏にここから少し行った林で成虫を撮影していた。子は凶暴・親は温厚、本当に似てない親子である!!

PS.「アリジゴク」はアミメカゲロウ目の幼虫の総称で、日本には17種ほどが確認されておりその中でもすり鉢状の巣穴を作るのは一部の種だそうだ。巣を作らない幼虫は土・木・岩の上で待ち伏せするらしい。

*その後調べてみたが恐らくこの幼虫はツノトンボの仲間 ツノトンボ・オオツノトンボの幼虫だと思われる。
 上の成虫の写真はウスバカゲロウだがこの虫の子供ではなさそうだ。


オオムラサキ幼虫の越冬準備 と思ったがアカボシだった! [チョウ・ガ]

丘陵の大榎もだいぶ葉を落としてきた。
この榎の落ち葉では、毎年オオムラサキの幼虫が見られると聞いていたので見に行った。
落ち葉に幼虫がいたらまずいので、落ち葉を踏まないように注意しながら幹のところまで行くと幹の根元でその幼虫を見つけた。
オオムラサキ幼虫2-11.26.JPGやはり頭を上に向けている。
落ち葉に潜る前に一旦ここで休憩なのだろうか?
こうして幹にいると、背面突起が樹皮の凹凸ととても良く似ていて
うまいカモフラージュになっている。
今日は幹で見つけたので落ち葉の裏は探さなかったが、葉が全て落ちた頃に落ち葉の裏も探してみようと思う。


オオムラサキ幼虫11.26.JPGアカボシゴマダラ越冬幼虫10月.JPG左が今日見つけたオオムラサキの幼虫。
右が10月に撮影したまだ緑色の頃のアカボシゴマダラの越冬幼虫。
大きな背面突起はどちらも4つだがお尻の先の2つに割れた突起が開いているのがオオムラサキで閉じているのがアカボシゴマダラ。
オオムラサキはがに股でアカボシは上品という感じだ。

と 当初オオムラサキと判断したが、ご指摘をいただき確認したところ背面突起の不均等さと2つに割れた突起の開き具合の甘さからどうやらアカボシのようだ。
ならばここにいるのも頷ける!

それにしても「開いている閉じている」これだけで種が異なるというのも何とも不思議で面白い!それを知らなければ誰もが同じ幼虫だと思ってしまうだろう。←実は同じ種であった(^.^)

この木の葉の落ちた頃に、オオムラサキ幼虫にチャレンジである(^^)/~~~

ゴマ粒のようなクリオオアブラムシ [セミ・カメムシ]

クリオオアブラムシ3-11.26.JPG実が落ちきったクリの木の樹皮に、黒く蠢く物がいた。

小さな頭にでっぷりしたからだと長い手足。
アブラムシの仲間でも大型の「クリオオアブラムシ」である。
大型といっても3mmほど、緩慢な動きでうろうろ歩き回っている。
春から秋にかけてクリやクヌギ、コナラなどの枝にいてこの時期太い幹に集まってくるそうだ。

クリオオアブラムシ11.26.JPGクリオオアブラムシ2-11.26.JPGこれからはこの幹で産卵し卵で越冬する。
良く観察しているとお互い顔を見合わせたり数匹が寄り会って何か相談事でもしているようでその行動はとても面白い。
なにかしら交信をしているのだろうか?


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