洒落た化粧のヒサゴクサキリ [バッタ]
バッタ、キリギリスの仲間は、まだまだ見た事が無い種が多い。
そんな中で、今一番見たかったものが埼玉県中央部の公園にいるとの情報で出掛けた。
見つかったというあたりを、丹念に探すがそれらしきものは見当たらない。
あまりもの暑さに諦めかけたその時、園路沿いのイノコズチの茎に怪しい影。
その影こそが、探していた「ヒサゴクサキリ」だった。
キリギリスの仲間で、普段見かけるクサキリより見た感じ小さいと思ったが、図鑑ではほぼ同じ大きさのようだ。
生息地は本州(太平洋側では千葉県以南、内陸部は岐阜県以西)、四国、九州で関東では限られた場所にしかいないとされる種で、メダケやマダケの竹林に棲み、若芽を食べる草食。
特徴は茶褐色の体色に、背にひさご=瓢(ひょうたん)形の紋がある。
さらに最も見たかったのは、洒落た化粧か、プロレスラーの面のようにも見える顔にある独特の模様。
茶褐色の体に、綺麗なグリーンが映える。
どうして何のために、こんな模様があるのか本当に不思議だ!