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ヤスマツトビナナフシ [その他の虫]

ナナフシといえば、枝に擬態した細長い虫だというのをご存知の方は多いと思う。
このナナフシに翅のある種をトビナナフシという。
狭山丘陵には、私が確認した中で2種類のトビナナフシがおり、最もよく見かけるのが、「ニホントビナナフシ」だ。
その特徴は、目の後ろから左右一対の黄色い線が腹端まである。
また、尻の先に1対の尾毛と呼ばれる突起があるがそれが腹端とほぼ同じ長さだ。
以前観察会でこの説明をした時に、参加者の方が目の後ろから2本の線があるので二本トビナナフシなのねと言われ曖昧に返事をしてしまい、後で訂正するのに大恥をかいた。
名前のニホンは日本だと思う。
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もう1種は、「ヤスマツトビナナフシ」。
私も数年前までは知らなかったのだが、その種の存在を知って撮った写真を調べると数枚がヤスマツだった。
特徴は、ニホントビナナフシにある目の後ろからの黄色い線がなく、腹端の一対の尾毛の長さは腹端を超える。
本州には「シラキトビナナフシ」というのもいて、胸に‘E’の模様と胸から尻にかけて赤い線があり、尾毛の長さは腹端とほぼ同じ特徴があるが、狭山丘陵で見た事はないので写真はない。
これからの時期よく見かけるトビナナフシなので、ぜひこの点も観察してみてはいかがだろう。
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真っ赤なナツアカネ [トンボ]

今日もまだまだ残暑は厳しく、いい加減にしてっ!と言いたいくらいだ。
先日トリノフンダマシの卵のうの形で、「シロオビトリノフンダマシ」はどんな形だろう?って話になった。
その時誰もわからなかったので、今日ススキを探してみたがメスは見つかったものの卵のうはなかった。
トリフンのようにまん丸?オオトリのように涙型?もう少し観察してみよう!
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草原の上空では、たくさんのウスバキトンボに混じって少し小ぶりの赤いトンボが飛んでいた。
こんなに暑いのに、アキアカネが山から下りてきたかと田んぼの様子見に行くと、田んぼの上はお尻の赤いトンボが一杯。
アキアカネにしては、赤過ぎるなぁと思って撮った写真を見たら顔まで真っ赤な「ナツアカネ」、中には熟したコノシメトンボも混じっていた。
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このカップルは連結して、上下の飛行を繰り返していた。
ナツアカネは、連結して打空産卵を行うので早くも産卵か?と写真を見ると、メスのお尻に卵らしきものが。
稲がびっしり茂った田んぼに卵を産み落としても、卵が付着した稲はもうすぐ刈られてしまうのにとちょっと心配になった。
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田んぼの畦のヒガンバナの赤い蕾にはナツアカネが休んでいた。
これからアキアカネも戻ってくれば、ここはもっと賑やかになるだろうなぁ!
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