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カキノキのアゲハ幼虫 蛹になる [チョウ・ガ]

10月24日に記事にした、食草から数十m歩いてカキノキに蛹化場所を決めたアゲハの幼虫。
その後どうなったのだろうか?
と心配している方もいらっしゃるのではなかろうかとその後の報告。

29日に確認したところ、無事蛹になっていた。
幼虫を見つけた時には、頭を下にしていたのでこのまま蛹になるのか?と心配したが、蛹はしっかり頭を上に向けていた。
あとは来年の春、暖かくなるのを待つばかりだが、寄生されてはいないか?鳥に見つかって食べられないか?まだまだ油断はできない。
春まで見守っていこう。
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このアゲハのホストのミカンには、アキアカネが休息していた。
この日も曇って肌寒く、トンボたちはみなこうしてあちこちでじっとしていたようだった。
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2010年10月29日 東京都
鱗翅目 アゲハチョウ科 アゲハ(ナミアゲハ)
蜻蛉目 トンボ科 アキアカネ

CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


良く見かけるネコハエトリ [その他の虫]

谷戸の入口にイヌシデの木を囲った木柵があり、ここで様々な虫たちを見る事が出来る。
夏の終わりには、クサギカメムシ、アカスジキンカメ、エサキモンキなど色々な種の無数のカメムシの幼虫、蛾の幼虫、テントウムシなどがいた。
ここのところカメムシの幼虫たちはすっかり姿をひそめ、何もいない日が多い。

この日は唯一、「ネコハエトリ」のメスがいた。
冬場に虫がいなくなると、良く見かけるのがネコハエトリだ。
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珍しく逃げないなぁとファインダー越しに見ると、口に何やらくわえている。
小さなクモの子供のようだ。
2灯のストロボの内の1灯をクモの正面に向けて撮影していたので、そちらの方へ体を立て咥えた獲物を持ち上げ威嚇でもしているのだろうか?
昆虫の目は、二つの複眼と三つの単眼で複眼が視覚を、単眼が明暗を感じ取るといわれているが、クモの場合は8つの単眼を持っている。
ハエトリグモは前方に向いたのが大小2対4つ、背側面に2対4つあり、視覚として主に見ているのは前方の4つだがそれ以外も認識できるという。
今回は前方に白いディフーザーをかぶせたストロボがあったので、そちらに意識を取られ側面の注意がそがれたのだろう。
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2010年10月29日 東京都
真正クモ目 ハエトリグモ科 ネコハエトリ   CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


今日から11月7日(日)まで埼玉県入間市にあるさいたま緑の森博物館で「第5回緑の森フェスタ」を開催しています。
期間中は様々な楽しいイベントが開催され、私も虫の写真を一枚展示させていただいています。
お時間があれば是非足を運んでみてください!
詳しくは博物館のHPをご覧ください。http://saitama-midorinomori.jp/

やって来たジョウビタキ [鳥]

毎年赤い実を付けるゴンズイの木が、今年も鮮やかだ。
これを見ると、間もなく寒い季節の訪れを思わずにはいられない。
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先日の横沢入のクモ観察会で今年初めてみたジョウビタキのメスを、今日狭山丘陵でもようやく見る事が出来た。
少し前から来たよとは聞いていたが、見る機会に恵まれなかった。
ヒーヒーヒー・カチカチカチ♪という声を頼りに探してみると、桜の木のてっぺんに。
まだ警戒心が強く、近寄らせてはくれない。
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その他あちこちでも声がするので見渡すと、全部で4羽ほどのメスが確認できたが残念ながらオスを見る事は出来なかった。
これから虫は少なくなるが、ジョウビタキやルリビタキなどの冬鳥がたくさんやって来て、丘陵も賑やかになるだろう!
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2010年10月29日 東京都
ムクロジ目 ミツバウツギ科 ゴンズイ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
2010年10月29日 埼玉県
スズメ目 ヒタキ科(ツグミ科) ジョウビタキ CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


成虫越冬するフクラスズメ [チョウ・ガ]

高さ3mほどの木の杭で、「フクラスズメ」を見つけた。
昨日まで雨だったが、ここなら多少の雨は防げたのだろう。
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一枚撮ってもっと接写しようとカメラを近づけた途端に、ドバッとおしっこを噴出して飛んだ。
飛んだといっても飛び降りた感じで、地面でばたつくも飛べない。
地味なガだが、茶色の翅に散りばめられた青がなかなか魅力的だ。
さらに後翅には、この青色の模様があるが残念ながら撮る事が出来なかった。
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あちこちのカラムシが丸坊主で、少ないながらも幼虫が見られる。
このガは成虫越冬なので、今いる幼虫たちはこれから蛹になって冬前に羽化するのだろうが、まだ小さい幼虫たちはこの寒さの中大丈夫なのだろうか?
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2010年10月29日 東京都
 チョウ目 ヤガ科 フクラスズメ   CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX

久しぶりのコミスジ幼虫 [チョウ・ガ]

このところ色々なチョウやガの幼虫を見かける。

先日、久しぶりに「コミスジ」の大きな幼虫を見つけた。
茎の先っぽの葉は、ほとんど食べつくしている。
旺盛な食欲だが、こう急に寒くなると無事に蛹になれるかと心配になる。
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この蝶は幼虫越冬のなので、葉と共に地表に落下し暖かい春を待って蛹化するのだ。
(当初蛹越冬と記したが、ご指摘をいただき幼虫越冬に訂正した。)
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カキノキの葉に、オオトリノフンダマシがいた。
最近すっかり成体は姿を消してしまったが、ここではまだ頑張っているようだ。
周りを見ても卵のうは無いので、これから産むのか?
母ちゃん 頑張れ!
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2010年10月24日 東京都
 鱗翅目 タテハチョウ科 コミスジ
 真正クモ目 ナゲナワグモ科 オオトリノフンダマシ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye(2枚目)


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