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小さな鐘の音 カネタタキ [バッタ]

夜目立って聞こえるのは、樹上から聞こえる♪リーリーリーというアオマツムシの声ばかり。
私が大学生の頃は、この虫の存在を知らず鳴いていたのかどうか正直わからないが、その頃樹上といっても生け垣などからいつも聞こえていたのは、「カネタタキ」の可愛らしいチン・チン・チンという声だけだった。
大学時代は下宿をしていて、夜近くの銭湯へ行く道すがらこの声に聞き入っていたのが懐かしい。

(途中からリーリーリーと聞こえるのはアオマツムシ)
kanetataki.JPG
















10mmほどの大きさで、オスは小さな翅を持ち住宅街などの生け垣で昼間から鳴いている。
メスには翅が無い。
樹上性で体が平たくわずかな隙間でも出入りできるため、家の中にもよく侵入し、室内で鳴き声が聞かれる事も多い。
kanetataki1.JPG


キタテハの幼虫 [チョウ・ガ]

夏に草はらや林縁を一面に覆い尽くすつる性の「カナムグラ」。
葉やつるをさわるとザラザラしていて痛いので、いやな植物の一つだ。
そのせいか載せようと思ったら、写真が一枚もなかった。
そんな植物を食草としているチョウがいる。
「キタテハ」だ。
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夏から初秋にかけてカナムグラの回りを低く飛び産卵するのがよく観察されるが、アカタテハやルリタテハほど幼虫を見る事は少ない。
カナムグラがあまりに広範囲に茂っているせいだろうか?
たまたま道沿いに葉を囲んで作った巣があり、開いてみると大きな幼虫が出てきた。
kitatehayotyu0910.JPG
















色と模様は違えどルリタテハの幼虫とよく似て、鋭いトゲが体中を覆っている。
これだけのトゲがあれば鳥などには食べられにくいと思われるが、肉食性のカメムシや寄生バエなどにたいしては全く効果が無いようだ。
上には上がいるものだ。
kitatehayotyu1-0910.JPG


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