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構造色の美しいハチ、セイボウ [ハチ・ハエ・アリ]

構造色の虫といえば、モルフォチョウやタマムシなどが知られるがハチの中にもこれを身に纏った種がいる。
「セイボウ」の仲間だ。漢字で書くと青蜂。
体中にある点刻と黄、緑、青の金属光沢が眩しい。
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クリッとした大きな目もかわいらしいが、その生態はほとんどが他のハチに寄生する。
スズバチ、ルリジガバチやトックリバチを始めとした狩人蜂の幼虫を、宿主としている。
中でもイラガの幼虫に寄生するイラガセイボウは、知る人も多いかもしれない。
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調べるとセイボウの仲間の一部は、お尻の先端にある歯(突起)の数で見分けられるようだ。
オオセイボウとクロバネセイボウは4つ、イラガセイボウとミドリセイボウは5つ。
他にも2,4,6歯がいる。
本種は、歯が5つなのでイラガかミドリ。
それぞれの別名イラガイツツバセイボウ、ミドリイツツバセイボウはここからきているようだ。
さらにイラガセイボウには胸部先端に突起があるらしいが、探してもそのようなものが見当たらないのでミドリセイボウかもしれない。
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