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名前は大事! [自然]

気付けば、明日で7月も終わり。
早いもので、あと一月ほどで秋の気配が忍び寄って来るのだろう。
今年は残暑が厳しいと言うが・・・・・。

ここ数日ちょっと体調を崩したが、涼しい日が続きちょうど良い休日になった。
明日からはまた猛暑の気配だ。

草はらや林縁では、あちこちで「マメコガネ」が見られる。
今年は、かなり数が多いように思う。
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その隣では、花が咲き終えたオカトラノオに弦を巻き付けて「ヘクソカズラ」の花が咲いていた。
ヘ・クソと踏んだり蹴ったりの名前だが、その名は万葉集にも「クソカズラ」と歌われたほど。
確かに葉や実は臭いがするがそこまでか?と思う。
花は白い花弁に中心が紫で可愛らしく、別名「さおとめばな」と言われるが、これが正式和名なら全く異なった印象に違いない!
それよりも‘やいと’に似ているので「やいとばな」の方がポピュラーだ。
まぁ若い人は‘やいと’を知らないだろうから、この名もすたれていくのだろう。
一方で、乾かした実は漢方薬、枯れた弦と実はリースに利用されているのだ。
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草はらで、成虫になった「イボバッタ」を見つけた。
体にいぼのような突起があることから、イボバッタ。
こちらも可哀そうな名前を付けられたものだ。
たとえばハネナガバッタとか、もう少し違った名前がなかったのだろうか?
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アケビコノハに寄生するもの [チョウ・ガ]

今日は朝から雨で、湿気は多いが過ごしやすい一日だった。
昨日に続き、今日も心地よく寝られそうだ。

10日ほど前、丘陵の奥の薄暗い沢沿いを歩いていて、アケビの茎で「アケビコノハ」の幼虫を見つけた。
この虫、幼虫はしょっちゅう見るが、成虫はと言うと過去に数回しか出会った事がない。
幼虫は大きな目玉模様とグロテスクな体が印象的で、アケビを探すと比較的簡単に見つけることが出来る。しかし神出鬼没の成虫は、どこにいるかも不明で、まぁ目の前にいたとしても余程でない限り枯れ葉そっくりの擬態を見破ることは難しいだろう。
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帰って写真をじっくりモニターで見ていたら、写真に奇妙なものが写り込んでいた。

といっても霊のたぐいではない。先ほどそういった番組に見入ってしまったからつい・・・・。
頭から2つ目の目玉模様の横に肌色のものがこんもりとある。
拡大してわかったが、どうやら凄まじい数の卵。100個以上はありそうだ。
netで調べると、アケビコノハに寄生するものにアケビコノハヒメコバチというのがいるらしい。
それかどうかはわからないが、寄生蜂のたぐいなのだろう。
この写真をとってから間もなく2週間になるが、この幼虫はいったいどうなったのか?
とても気になる!
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元気なシオカラたち [トンボ]

湿地や田んぼでは、シオカラトンボやオオシオカラトンボがすこぶる元気だ。
たまに真っ赤に色づいたショウジョウトンボが混じるが、ほとんどはシオカラ2種のオスが縄張り争いで飛び回っている。

ここの谷戸には、地元の人たちが植えたのだろう、ハスが花を咲かせていた。
花をバックに、「オオシオカラトンボ」のオス。
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小休止する「シオカラトンボ」のオス。
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別の谷戸の池ではシオカラ軍団の間をすり抜けて、ギンヤンマがパトロール。
ISO設定がオートになっており、日陰でSSを上げていたのでISO800。
EOS40Dでは、かなり粒子が粗く色にじみもあり、補正をしても個人的にはちょっと使いたくない感じ。
ginyanma0727.JPG

















ここで、マルタンヤンマやヤブヤンマの黄昏飛翔を見ようと日没まで粘った。
17:30頃、数頭のヤンマが飛び交いだした。
ヤブかと思ったが、撮った写真を見ると「オニヤンマ」だった。
18:00頃からだったか、翅が褐色に色付いたのが数頭混じりだした。これらが恐らくマルタンやヤブだろう。
これらの数がだんだん増え、日没前にはかなりの数が低空飛行で飛んでいたが、結構なスピードで残念ながら見られる写真は撮れなかった。
また、近いうちにチャレンジしたい。
撮った写真からみて、カメラとレンズのべスピン調整はなかなか良好だった。
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ホテイアオイの花 [植物]

以前、EOS40DとEF70-200mm2.8L IS USM+EF1.4×Ⅱのベストピント調整をしてもらったが、その後別の個所が故障し修理して以来、ピントが甘くなった気がして、再度調整を依頼した。
それが出来上がって来たので、今日取りに行って来た。

そのテストを兼ねて湿地に足を運んだら、見慣れぬ花が咲いていた。
葉やらっきょのような茎には見覚えが・・・・。
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調べるまでもなかったがやはりこれは「ホテイアオイ」の花だった。
ホテイアオイは、小学校の頃からなじみのある植物だが、そういえば今まで花を見た事がなかった。
この植物がここにあること自体????ではあるが、こんな綺麗な花が咲くとは、ちょっと驚きだった。
皆さんはご存じだっただろうか?
べスピン調整のテスト結果は、これぐらいの被写体では全く問題なさそうだが、数ミリの虫の場合どうかはもう少し撮ってみなければわからない。
もちろんAFに頼るつもりはなく、メインはMFでのピント合わせだ。
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ハゴロモ3兄弟 [セミ・カメムシ]

ハゴロモ~羽衣 この言葉は、美しい天女が来ている衣を連想させるが、僕は見た事がないのでどんな美しい衣なのかわからない。が、天女が来ているのだからきっとキラキラ光るような美しいものなのだろう!
しかし、虫のハゴロモはそうでもない。

同じ葉の裏に、「ベッコウハゴロモ」と「スケバハゴロモ」がいた。
共にカメムシ目ハゴロモ科、セミと同じ仲間で、植物の汁を吸って生活している。
手前がベッコウハゴロモ、奥の翅が透明なのが名前の通りのスケバハゴロモだ。
横から見たスケバハゴロモは、まさしくセミである。
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普通に見られるハゴロモ科は3種いて、いわゆるハゴロモ3兄弟である。
残る1種は「アミガサハゴロモ」。
翅はウグイス色の粉に覆われている。これを編傘にたとえたのだろうか?
確かに傘っぽい形には見えなくもない。
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これらの幼虫が、皆同じように変わっている。
今の時期は、まだ幼虫と成虫が同時に見られる。
まずこれが、ベッコウハゴロモの幼虫。
bekkohhagoromoyoutyu.JPG
















そしてこちらが、スケバハゴロモの幼虫だ。
残念ながらアミガサハゴロモの幼虫は撮影した事がないのだが、ベッコウハゴロモの幼虫に似て体に模様がある。
sukebahagoromoyoutyu.JPG
















3種に共通しているのは、お尻から針状のものが放射状に出ている事だ。
普段はこれを寝かせて体を隠している。
この針状のもの、写真で見てもわかるように、日の光を浴びて赤や青にキラキラ光って美しい!
ん?キラキラ美しい・・・。
ひょっとしてこれがハゴロモ 羽衣、名前の由来なのだろうか?


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