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ハゴロモ3兄弟 [セミ・カメムシ]

ハゴロモ~羽衣 この言葉は、美しい天女が来ている衣を連想させるが、僕は見た事がないのでどんな美しい衣なのかわからない。が、天女が来ているのだからきっとキラキラ光るような美しいものなのだろう!
しかし、虫のハゴロモはそうでもない。

同じ葉の裏に、「ベッコウハゴロモ」と「スケバハゴロモ」がいた。
共にカメムシ目ハゴロモ科、セミと同じ仲間で、植物の汁を吸って生活している。
手前がベッコウハゴロモ、奥の翅が透明なのが名前の通りのスケバハゴロモだ。
横から見たスケバハゴロモは、まさしくセミである。
bekkohhagoromo0726.JPG

















普通に見られるハゴロモ科は3種いて、いわゆるハゴロモ3兄弟である。
残る1種は「アミガサハゴロモ」。
翅はウグイス色の粉に覆われている。これを編傘にたとえたのだろうか?
確かに傘っぽい形には見えなくもない。
amigasahagoromo.JPG
















これらの幼虫が、皆同じように変わっている。
今の時期は、まだ幼虫と成虫が同時に見られる。
まずこれが、ベッコウハゴロモの幼虫。
bekkohhagoromoyoutyu.JPG
















そしてこちらが、スケバハゴロモの幼虫だ。
残念ながらアミガサハゴロモの幼虫は撮影した事がないのだが、ベッコウハゴロモの幼虫に似て体に模様がある。
sukebahagoromoyoutyu.JPG
















3種に共通しているのは、お尻から針状のものが放射状に出ている事だ。
普段はこれを寝かせて体を隠している。
この針状のもの、写真で見てもわかるように、日の光を浴びて赤や青にキラキラ光って美しい!
ん?キラキラ美しい・・・。
ひょっとしてこれがハゴロモ 羽衣、名前の由来なのだろうか?


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