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待ってました!面白い顔その2 [甲虫]

面白い顔でアカハネナガウンカを紹介したが、その第2段。
他の方のblogではちょくちょく見かけていたのだが、丘陵のエゴノキを数週間前から調べていたが見つからなかった。
今日、ようやくエゴの実の上で見つけた!
待ってました!のその主は「エゴヒゲナガゾウムシ」。
昔の名前は「ウシヅラヒゲナガゾウムシ」、この名前なら知っているという人も多いかもしれない。
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上の写真の手前はオスで、奥にいるのがメス。オスは、左右に張り出した先に目がある変な顔。
サメでいえばシュモクザメだ。
メスはまた違う顔。まぁ普通だが、こちらのほうがウシヅラなのだろう。
離れた目が、愛嬌があってカワイイ。
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メスはエゴの実に穴をあけて、そこに卵を産む。
今の時期、小さな穴があいているエゴの実をたくさん見ることが出来る。
エゴの白い花は人目を引くが、実もたくさんぶら下がっていて見ていて楽しい。
さらに実の上をよ~く見て。この変な顔が見られるかも。
ただし大きさは3~5mmだから、眼鏡または虫めがね必携!!
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網戸のタケトラカミキリ [甲虫]

今日は、午後からボランティアで湿地ビオトープの管理。
湿地を覆う、クズ、ヤブガラシ、ヒルガオなどのつる植物の引き抜き作業だ。
いやぁ暑いの何の!
暑さに負けじと、このクズ野郎!と頑張った。

ボランティアルームという部屋があり、そこで着替えや荷物を置いたりするのだが、その部屋の網戸にとまっていたカミキリムシ。
「タケトラカミキリ」だった。
先日購入した里山の昆虫ハンドブックには、「竹に産卵に集まるが・・・・、たいていは葉の上や網戸に止まっている場面を見かける。」とあった。
まさしく網戸である。
的確な説明には驚かされた。
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大暑 [季節]

今日も酷暑。
二十四節季では一年間で最も暑さが厳しい大暑と言われ、まさしくその通りの一日だった。

小さな酒場で見つけた「スジクワガタ」のペア。
もう1頭小さなメスがいたのだが、オスが追い出してしまった。
こちらのメスがお気に入りのようだ。
メスの翅には、名前の由来となった筋がくっきり。
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今の時期、林縁の葉で「フキバッタの仲間」が見られる。
翅が短いが、これでも大人のバッタだ。
最近人に教えてもらって気付いたが、後脚の色がとても美しい。
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このところ草はらで、ある虫を探しているがなかなか見つからない。
日陰がないのでとにかく暑く、長い時間は体が持たない。
というより集中力が木っ端微塵に粉砕されて、いても見落としているかもしれない。
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すぐに見つかるのは、マメコガネやこの「セマダラコガネ」だ。
セマダラはよく灯火にも飛んでくるので、fieldより灯火下で見る機会の方が多いかもしれない。
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ラミーカミキリ [甲虫]

カミキリムシの中でも、好きなBest3に入るのが「ラミーカミキリ」。
残念ながら、狭山丘陵では見かけない。
知り合いの方が、昨年丘陵のある場所でこのカミキリを見つけたという事で、証拠写真もいただいて先日その場所に行ってみたが、残念ながら食草のカラムシが全くなかった。
数年来、カラムシを見るたびに探してきたが見つけることが出来なかったことから、放された可能性が高いと個人的には思っている。
ただ東京では八王子などでも生息しているので、自力での生息域拡大がないとは言い切れないのだが・・・・。

ラミーカミキリは体長8~17mmの小型のカミキリで、江戸後期から明治初期に繊維をとるために中国から長崎にもたらされたラミーという植物について移入した外来種。
それ以降生息域を広げ、今では関東でも普通種となっている。
ラミーはナンバンカラムシとも言われるイラクサ科で、日本在来同科のカラムシやヤブマオ、ムクゲ科のムクゲなどを食草としている。

前置きが長くなったが、今日はこのカミキリを探しに埼玉県の山地へプチ遠征をしてきた。
このところ遠征はめったに行かないのだが、どうしても会いたくなったということだ。
しかしあまりもの暑さに、探すのも一苦労。
数匹見つけることが出来たが、暑さで全く集中力がないうえに風が強くかなりつらい状況。
さすがに暑さのせいか葉上では見つからず、葉裏でカラムシの葉脈を食べていた。
近寄るとすぐに飛んで行ってしまうので、手強い。
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別の場所の渓流沿いで、ペアを発見!
オスのくるりんとした触角が可愛い。
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翅の黒い部分の太さ、白い部分は青白色や緑白色など個体によって様々だが、時期が遅かったせいもあり、個体数が少なくそのバリエーションがあまり見られずちょっと残念だった。
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顔や足に見られる薄いブルーがとても綺麗で、大好きな色。
前胸背の黒い斑が、パンダの目の回りの黒い模様に似ているのでパンダカミキリとも呼ばれるが、今日は真上から撮ったものがない事に帰って気付いた。
次の撮影の機会は、来年になるだろうなぁ。
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緑色でも様々な ハサミツノカメムシ [セミ・カメムシ]

道沿いの木、ウワミズザクラだったろうか。
幹に「ハサミツノカメムシ」のメスがいた。
よく見るものより薄い黄緑色の体に、両肩のツノの色も赤というより薄いオレンジ色だ。ハサミツノカメムシメス0710.JPG

















5日後、同じ場所で交尾しているハサミツノカメムシを見つけた。
おそらく同じメスで、オスがやって来て交尾に至ったのだろう。
それにしても、このオスの色。
ちょっと虫の色とは思えないような艶と美しさ。
お尻のハサミはメスを挟んでいるので見えないが、単独で見れば濃い緑とハサミの赤がいいコントラストに違いない。
この色、葉っぱの上ではまだ保護色にはなるだろうが、木の幹にいては目立ってしょうがない。
ラブリーなところ大きなお世話かもしれないが、「早く交尾を解いてどこかへ移動したほうがいいんじゃないか」と心配してしまった。
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