緑色でも様々な ハサミツノカメムシ [セミ・カメムシ]
道沿いの木、ウワミズザクラだったろうか。
幹に「ハサミツノカメムシ」のメスがいた。
よく見るものより薄い黄緑色の体に、両肩のツノの色も赤というより薄いオレンジ色だ。
5日後、同じ場所で交尾しているハサミツノカメムシを見つけた。
おそらく同じメスで、オスがやって来て交尾に至ったのだろう。
それにしても、このオスの色。
ちょっと虫の色とは思えないような艶と美しさ。
お尻のハサミはメスを挟んでいるので見えないが、単独で見れば濃い緑とハサミの赤がいいコントラストに違いない。
この色、葉っぱの上ではまだ保護色にはなるだろうが、木の幹にいては目立ってしょうがない。
ラブリーなところ大きなお世話かもしれないが、「早く交尾を解いてどこかへ移動したほうがいいんじゃないか」と心配してしまった。