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ラミーカミキリ [甲虫]

カミキリムシの中でも、好きなBest3に入るのが「ラミーカミキリ」。
残念ながら、狭山丘陵では見かけない。
知り合いの方が、昨年丘陵のある場所でこのカミキリを見つけたという事で、証拠写真もいただいて先日その場所に行ってみたが、残念ながら食草のカラムシが全くなかった。
数年来、カラムシを見るたびに探してきたが見つけることが出来なかったことから、放された可能性が高いと個人的には思っている。
ただ東京では八王子などでも生息しているので、自力での生息域拡大がないとは言い切れないのだが・・・・。

ラミーカミキリは体長8~17mmの小型のカミキリで、江戸後期から明治初期に繊維をとるために中国から長崎にもたらされたラミーという植物について移入した外来種。
それ以降生息域を広げ、今では関東でも普通種となっている。
ラミーはナンバンカラムシとも言われるイラクサ科で、日本在来同科のカラムシやヤブマオ、ムクゲ科のムクゲなどを食草としている。

前置きが長くなったが、今日はこのカミキリを探しに埼玉県の山地へプチ遠征をしてきた。
このところ遠征はめったに行かないのだが、どうしても会いたくなったということだ。
しかしあまりもの暑さに、探すのも一苦労。
数匹見つけることが出来たが、暑さで全く集中力がないうえに風が強くかなりつらい状況。
さすがに暑さのせいか葉上では見つからず、葉裏でカラムシの葉脈を食べていた。
近寄るとすぐに飛んで行ってしまうので、手強い。
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別の場所の渓流沿いで、ペアを発見!
オスのくるりんとした触角が可愛い。
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翅の黒い部分の太さ、白い部分は青白色や緑白色など個体によって様々だが、時期が遅かったせいもあり、個体数が少なくそのバリエーションがあまり見られずちょっと残念だった。
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顔や足に見られる薄いブルーがとても綺麗で、大好きな色。
前胸背の黒い斑が、パンダの目の回りの黒い模様に似ているのでパンダカミキリとも呼ばれるが、今日は真上から撮ったものがない事に帰って気付いた。
次の撮影の機会は、来年になるだろうなぁ。
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