足元にいたオオムラサキ [チョウ・ガ]
一日うっとおしい梅雨空だった。
昨日当分はおひさまは拝めないと書いたが、明日は晴れ間が出て夏日になるという。
このところの雨のお陰で、雑木林には大きなキノコがあちこちで見られる。
これ食べられる？毒？
キノコの種類がわかれば、もっと面白いだろうなぁ！
こちらは濡れた幹をのろのろ歩く「ミスジマイマイ」。
かなり大きく立派な殻を背負って、迫力満点だった。
歩いていると、足元に白いものが見えたのでとっさによけた。
見ると獣糞にたかるオオムラサキのオスだった。
危うく踏むところだったが、上をまたがれてもこの個体は全く動じない。
こんなに近くで見るのは今年初めてだったが、まさか獣糞の上とはちょっと残念。
是非開翅を見たいと、何度かちょっかいを出しようやく開いてくれた。
右の翅に少し傷があるが、それ以外は綺麗な個体だった。
よほどお腹がすいていたのか、この糞がうまいのか？
これほど逃げないのも珍しい。
あまりひつこくちょっかいを出したので、さすがに飛んで樹上の葉にとまった。
きっと少し経てばまた降りてきて、食事を再開するのだろう。
