ゴマダラチョウ [チョウ・ガ]
この夏初めてゴマダラチョウを見た。
クヌギやコナラの昆虫酒場を見て回ってもクロヒカゲやオオムラサキ
はいるのだが、今まで見つけることは出来きず探していた。
今日はマクロレンズしか持ち合わせがなくアップは次回にとっておこう。
1週間ほど前に若い榎で幼虫を2頭見つけた。
見た目では背中の突起の数が2対しかなくゴマダラかオオムラサキか
判らなかったが、良くご存知の方に見てもらいゴマダラとの事。
蛹から羽化と成長を楽しみにして
いたのだが昨日あたりから1頭が
見当たらず。
今日もう一度と榎を見ると何と
ヤブキリが2匹も枝に止まってい
る。
幼虫は隣り合った2本の若木に1頭ずついたのだが、いなくなった方の木
にヤブキリ2匹がいたということは、恐らくこのギャング達にやられたに
違いない。なんせセミや蛙も襲う凶暴な奴等。
もう1頭は、確認できたが隣の木なのでいつ襲われるか 不安である。
何とか見つからずに成長し、大空を羽ばたいてもらいたいと思う。
コンデジも面白い [虫]
シリアゲコバチの産卵 [ハチ・ハエ・アリ]
暑さをしのぐ為、公園管理事務所の木のベンチに腰を掛けようとしたら小さなハチがベンチの上を
歩き回っていた。見るとお尻の形が変な具合なので少し観察してみた。
触覚をしきりにベンチの座面の木に触れて何かを探している様子。
良く見るとお尻の下から上にくるっと長い管のようなものが巻きつ
いているが10mmもなく小さいので良く見えない。
ちょっと目を放した隙に写真の形に
なっていた。
いったいどうなったのか?
翅の間に透明なドームのような物が
出現。最初に見たお尻の管のような
ものが上を向いて伸びている。
さらに透明ドームが持ち上がる。透明ドームの先から恐らく産卵管
であろう。木に突き刺さりそれをしきりに押し込んでいた。
産卵管は普通お尻の先から出てい
ることが多い。ならば木に刺さった
産卵管の根元がお尻の先なのか?
いくら見ても何がどうなってこんな形
になっているのか解らない(T_T)
色々調べてみたが恐らくこのハチは、「キアシブトコバチ」ではないかと思われる。
と思ったが「シリアゲコバチ」とのご指摘を頂き訂正。
他の虫の幼虫に寄生するという事でこの木の中に何かの幼虫がいるということか?
とにかくこの体の構造を考えると夜も眠れそうにないので考えない事にした!!!!!
ヤマトタマムシ [甲虫]
1ヶ月以上前から榎の梢をタマムシが飛び交うのを羨ましく眺めていた。
高い所を飛び降りて来ない。写真を撮ろうにも撮れず、手持ちの200mm望遠でももちろん駄目。
ところが先週ぐらいからメスが産卵場所を探す為、様々な木の低いところにも飛んでくるのを確認
していたところようやく撮れる所に来てくれた。
この個体もメスで産卵管を伸ばし、木のくぼみに差し込んで産卵し
ていた。
それにしても自然の金属光沢色は
本当に素晴らしい。特に首周りの
深いブルーが特に僕のお気に入り
。
元来翅の色は緑色で、その上に幾重にも透明な層がありかつ表
面の凹凸により様々な色を出せる、構造色だそうだ。
蝶ではモルフォチョウ、私たちの周りではCDやシャボン玉が構造
色だ。
とにかく動き回る為、撮影が難し
いが唯一卵を産んでいる時だけ
はかなりじっとしていてくれるの
で助かった。