雑木林の水牛 [甲虫]
丘陵谷戸の川沿いのヤナギで水牛に出会った。
といっても牛ではなく虫の水牛。そうノコギリクワガタである。
交尾前であろうかメスの上に乗っかり、メスに樹液を舐めさ
せている。
僕は日本のクワガタの中でも最も美しい顎を持っていると
今でも思う。
この湾曲した曲線美。
確かに水牛の角を髣髴
させる。
いつ頃から誰が水牛と名
づけたのか。水牛が身近
で田畑を耕していた頃だろ
うか?
この数日に出会った蝶 [チョウ・ガ]
ここ数日午前中から午後3時頃までは真夏の天候。そのせいで夕方は局地的雷雨。
雨のおかげで午前中はとにかく蒸し暑い。
このところ暑さのせいかすっかり花に集まる蝶の姿が減ったような気がする。
タテハチョウの仲間などの一部は夏の間、暑さを避けて夏眠するらしい。そろそろだろうか?
狭山丘陵の尾根道のクヌギの若木でテリトリーを見張っている
オオミドリシジミを見つけた。
ミドリシジミは何度もお目に掛かったがこの種は少し大きめで
初めてみた。残念ながら翅を開いてくれず飛んでいってしまった。
しかしミドリシジには多くの種類があるが翅の裏の色、模様は
大変よく似ていて私などには図鑑がないと見分けがつかない。
砂利に舞い降りる地味な蝶。
コミスジ。
羽ばたきスーッと滑降する飛び方はなんとも優雅である。
よく見ると胸が綺麗な色。
オカトラノオに来ていたのはメスグロヒョウモンのメス。
名前の通りメスが黒い。メスが黒いと言う名前を付けられた蝶の
オスの存在感は?オスの立場は何て考えてしまう(-_-;)