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どっちが頭?マエムキダマシ [セミ・カメムシ]

マエムキダマシ01.12.JPG先日から探していたがようやく見つけた「マエムキダマシ」。
5mmほどの小さな虫で、お尻に一対の黒い目のような眼状紋がありどちらが頭かパット見 わかりにくい。
眼状紋の下には、ご丁寧に足のように見える黒い筋も見られる。
捕食者が頭から食い付こうとすると一気にお尻方向=実は頭の方向に飛んで逃げる。
これも敵を欺く擬態と呼ぶのだろうか?

マエムキダマシ2-01.12.JPGマエムキダマシというのは俗名で本当の名前は「クロスジホソサジヨコバイ」だ。
背中に黒い筋があり、匙の様な頭をしている事が名前の由来だろう。
主にヤツデの葉の裏に潜んでいるヨコバイの仲間。




マエムキダマシ幼虫01.12.JPGマエムキダマシ幼虫2-01.12.JPG幼虫もやはりお尻に一対の小さな黒い紋がありどっちが頭?
ただし肉眼ではここまで見ることは難しいと思われる。
今日は、成虫は写真の1頭だけで様々な大きさの幼虫が多く見つかった。

ホバリングの名手 ホシヒメホウジャク [チョウ・ガ]

昨年撮影した中でこのままではお蔵入りしそうだったので、紹介しようと思う(^.^)

ホシヒメホウジャク2.JPGスズメガ科ホウジャク亜科のホシヒメホウジャク。
ホシホウジャクと似ているが前胸背の模様と腹部に白色の帯が無い事からホシヒメと思う。
静止していれば枯葉に良く似ていて見紛うほど。
グレー色の個体が多いがこの個体は茶褐色であった。



ホシヒメホウジャク1.JPGホウジャク亜科には、他にオオスカシバやホシホウジャクなどがいるが皆ホバリングの名手で、昼間花から花へホバリングしながら蜜を吸う。

スズメガ科の仲間だけあって幼虫はお尻に一本の角があり、ヘクソカズラを食草とする。
さすがにシャッタースピード1/160では羽ばたきを止める事は出来なかった。

 


スカシダワラと竹トンボ [チョウ・ガ]

赤坂谷戸01.10.JPG今日は天気は良かったもののまた風が強く本当に寒かった。
昼前に丘陵谷戸で虫探し。
フユシャクのメスを見つけ写真に撮ったのだが、帰って調べるも名前がわからず改めて掲載するとしよう。




赤坂谷戸2-01.10.JPG雑木林も葉が落ち、ご覧の通り見通しバッチリ!
このお陰で葉がある時はなかなか見つけにくいものも比較的簡単に見つけることが出来る。鳥もとても観察しやすい。
スカシダワラ1-01.10.JPG昨年から探していて、ようやく見つけた「スカシダワラ」。
クスサンのマユで今の時期は羽化した後で空である。
一昨年から昨年にかけては数多く見つけることが出来たが今年はめっきり見かけない。




トンボ01.10.JPG午後からは丘陵の植生調査に参加。
調査前に事務所で休憩させていただいていると、Nさんが手作りの竹トンボを持ってこられた。このトンボ、口先で小枝の先にとまり見事にバランスを取っている。お尻を横にはじくと口を中心にくるくる回る。
お聞きすると元々長い竹の尻尾をバランスを見ながらカットしていき釣り合う所で長さを決めるとの事。お尻の先を上に曲げているのはなかなかの演出で、翅も竹の素材の模様がそのまま活かされていて素晴らしい!
何と30分ほどで1つ作ってしまわれるとの事でビックリである。

肝心の植生調査は、あまりもの寒さで腹の具合も悪くなりかつ1月ということもあり63種と前回よりかなり少ない結果に終わった。(私の体調と見つかる種が少ないのは何の因果関係も無いのだが・・・)
とにかく手足が冷たく、寒さへの弱さを露呈した一日であった(T_T)


越冬中のコミスジ幼虫 [チョウ・ガ]

今朝は雪といっていたが起きた時点で、我が家周辺では積もってはおらずしとしと冷たい雨が降っていた。
今見ると霙になったようだ。
風も強く何て寒いのだろうか・・・。寒さが苦手なのでとにかく辛い。

初冬の頃、幼虫のいたクズの葉がまもなく落ちるという時に是非蛹と羽化を見てみたいと思い我が家にお越しいただいたコミスジの幼虫。
ケースの中で動かずじっとしているようなのでひょっとして死んではいないかと心配になり、少し様子を見てみようと思った。

コミスジ幼虫01.09.JPGクズの葉の端を繋げて寝袋のような中に潜んでいる。
ピンセットで端をはずして葉を少し開くと頭が見えた。
全く動かず、ピクリともしない。





コミスジ幼虫1-01.09.JPG巻いた葉を全開にすると中からずんぐりしたコミスジちゃんが出てきた。
秋ごろに比べてからだがずんぐりして少し縮まったようにも見える。
ふっくらとはしているので順調に越冬中なのであろう。
死んでいてカラカラに干からびていたらどうしようかと心配したが、とりあえず元気そう?な姿にほっとした。



コミスジ幼虫2-01.09.JPGまだ数ヶ月寒い日が続くのだが、時々様子を見ながら何とか成虫の姿を見せてもらえるように忘れずお世話をしていきたい。
特に餌を与えるわけでもないので飼っている事を忘れてしまいそうで気を付けなければ!!


ルリビタキの若いオス [鳥]

ホトケノザ01.08.JPG所沢近辺では今日は良い日和であったが、明日は天気が崩れさらに寒くなるらしい。

陽の当たるところは比較的暖かく、オオイヌノフグリが群生し青い花を咲かせ、ヒメオドリコソウも小さいながらもピンク色を覗かせていた。
ヒメオドリコソウは茎がぐんと立ち背伸びをするように咲くのだが、まだ寒いからこんなに小さくかしこまっているのだろうか?

*花名訂正




ルリビタキ1-01.08.JPG雑木林を歩いていると、脇の藪から小鳥が飛び立った。
見るとルリビタキの若鳥のようだ。
尾っぽが青い。
若鳥は最初メスと同じように地味な色をしていて見分けが付きにくいが、
年々青色の羽に変わり大人になると全身が青色になるらしい。



ルリビタキ01.08.JPG近くで撮影しようとすると、ある間隔で先へ飛んでいく。
その差はなかなか縮まらない。
たまたま太い木の向こう側に飛んで行って止まったので、木に隠れながらそっと近づき木の影からそっとカメラを向けようやくこの程度の大きさに撮ることが出来た。

動きを見ていると、飛んで木の幹に垂直に止まり一蹴りするように次の枝に飛んでいく。なかなかアクロバットで敏捷だ。





シジュウカラ01.08.JPG谷戸の湿地では、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カシラダカ、ツグミが
水浴びをしていたが近寄ると一斉に飛び立ち周囲の木に逃げた。
少し待っていると、シジュウカラだけが戻ってきたが他の仲間は高みの見物だ。
こちらの方が痺れを切らしてその場を去った。
また今度(^.^)


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