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完成した市田柿 [季節]

ギャップ01.02.JPG谷戸01.02.JPG今日も天気は良いものの北風ピープー 寒いの何の!
昼過ぎから、ちょこっとフィールドに出てみたが、風のせいで雑木林の木々が唸りをあげていた。
ゴー・ゴーと恐ろしげだ。


ヤママユマユ1.02.JPG林縁の木にぶら下がっていた「ヤママユ」という蛾のマユ。
成虫は秋口に羽化するため今の時期、中はもぬけの空のはず。
今まで成虫は見た事がなく、この秋探していたのだが残念ながら見つけることが出来なかった。

綺麗な黄緑色で、ウスタビガのマユ=ヤマカマス、クスサンのマユ=スカシダワラと共に冬の雑木林で目立つ存在だ。


今日は野山北・六道山公園のレンジャーのK氏から以前にblogで紹介した「市田柿」がいよいよ出来たとの連絡をいただいて早速拝見させてもらうことにした。

里山民家で吊るした柿を手揉みし、布に包んで室内で一昼夜寝かし、さらに縁側で一昼夜外気にさらす。
その後小袋に入れて日の当たらない低温の部屋で時々ごろごろ転がし1WEEKで完成という事だった。

保管場所01.02.JPG揉んで寝かしてさらした後、この小屋で熟成させていたそうだ。
今朝は室温が氷点下まで下がっていたらしい。
訪れたのが夕方で、そのことが良くわかる寒さだった。






保管袋01.02.JPG早速中に入ると、テーブルに袋がいくつも並んでいる。
柿をこの袋に入れて保管し、時々袋を揺すって中で転がすようだ。
昔は布の袋に入れていたらしいが、最近本場の伊那でもこういった紙製の袋を使用するらしい。
もちろん本場では大量に作るため袋の大きさはもっともっと大きいそうだ。
以前は市田柿の一手間と紹介したのだが、ここまでの過程を振り返るととても一手間では終わらない。





市田柿01.02.JPGさて出来上がった「市田柿」がこちら。
以前無かった白い粉がふいていてまさしく市田柿である。
折角なので試食をさせていただいたがこれが甘くて柔らかくて何て美味しいのだろう!!白い粉もまるで粉砂糖をまぶしたように甘いのだ!
元々は渋柿が、添加物無しでこんなに甘くなるなんて。
人の手と自然がこの甘さと味の深さを引き出していることに感動である!!


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