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まだまだ頑張れ! [季節]

明日から12月、早いものだ。
秋と冬の境がよくわからないが、12月は季節でいえば冬でよいのだろう。

そんな時期でも頑張っている生き物たちがいた。
まだ林縁のあちこちで、綺麗な紫色の花を見せてくれている「リンドウ」。
いつまで咲いていてくれるのだろうか?
花言葉は、「悲しんでいるあなたを愛する」らしい・・・。
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オオカマキリは見られなくなってきたが、「ハラビロカマキリ」はまだまだ健在だ。
この日も、ススキの葉にぶら下がりカメラに向かって愛嬌をふりまく。
といってもこちらがそう思っているだけで、向こうにとっては自然な動きなのだろう。
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柿の木の幹で見つけたのは、なんと「ササキリ」。
最後まで生き残るのはメスが多いのだが、まだオスが頑張っていた。
そういえば、すっかりササキリの鳴き声は聞かれない・・・。
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2010年11月30日 東京都
 リンドウ目 リンドウ科 リンドウ
 直翅目 キリギリス科 ササキリ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX

2010年11月29日 東京都
 蟷螂目 カマキリ科 ハラビロカマキリ  CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye
  


初冬に見られるホタルトビケラ [その他の虫]

クロスジフユエダシャクが飛び交う中、異なった飛び方をするものがいた。
とまったところを見ると、「ホタルトビケラ」だった。
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前にも書いたが、胸が赤くホタルのようなのでホタルトビケラ。
幼虫時代は水中生活で、初夏のころに上陸、蛹化し成虫となりそのまま夏眠して11~12月に現れるという。
フユシャクと同じ、活動時期を冬に特化した虫なのだ。
よく見ると体が結構毛深いのは、寒さへの対応なのだろうか。
hotarutobikera1-1130.JPG
















2010年11月30日 東京都
 毛翅目 エグリトビケラ科 ホタルトビケラ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


今年も落ち葉の神経衰弱をしてみた。 [チョウ・ガ]

林縁の葉の落ちた若いエノキの根元に、3頭の「アカボシゴマダラ」の幼虫が仲良く並んでいた。
この時期、越冬のため落ち葉の葉裏に潜る前の準備なのか、幹で待機しているのを見る事が出来る。
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ならば、他の種は落ち葉に潜っているのだろうか?と疑問に思い、早速毎年チェックしている3本のエノキを見に行った。
さぁて、今年初の神経衰弱だ。
根元の枯葉を一枚一枚めくっていくと、まず見つかったのはよく太った「ゴマダラチョウ」の幼虫だった。
めくれどめくれど見つかるのは、全てゴマダラチョウの幼虫ばかりだ。
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肝心の「オオムラサキ」が見つからないので他の木の根元を探して、3本目でようやく一頭が見つかった。
どうやら今年は、例年に比べ幼虫の数が少ないようだ。
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葉をめくっている中で、これら3種とは別のものが見つかった。
見た時には、ゴマダラチョウかと思ったが何か違うなぁと、マクロレンズを通して見るとどうやらアブの仲間の幼虫のよう。
帰って調べると「フタスジヒラタアブ」の幼虫のようだ。
主にアブラムシなどを食べる肉食だが、チョウたちには危害がなさそうなので一安心。
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ここの木の根元の落ち葉は、春先までには風に飛ばされる可能性が高い。
木の周りに囲いを作ってあげなければ、冬を乗り切れないかもしれない。

2010年11月29日 東京都
 鱗翅目 タテハチョウ科 アカボシゴマダラ幼虫
                 ゴマダラチョウ幼虫
                 オオムラサキ幼虫
 双翅目 ハナアブ科     フタスジヒラタアブ幼虫

CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX

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