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お腹の大きなクヌギカメムシのメス [セミ・カメムシ]

クヌギの木を見ていると、樹皮のくぼみに大きなお腹の「クヌギカメムシ」のメスがいた。
顔を近づけると、気配を感じたのかくぼみから出て動き出した。
産卵しているところを見たかったのだが、ずっと幹を這いまわってまったく静止しない。
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クヌギカメムシの仲間には、クヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシの3種がいる。
クヌギカメムシはオスメスともに気門が黒色だが、ヘラとサジは気門が体色と同じで、オスは生殖器の先端形状が異なるので判別できるが、メスは判別不可能らしい。
このメスは、気門が黒色だったのでクヌギカメムシに間違いない。
昨年ここで、サジクヌギカメムシのオスを確認している。

30分ほど見ていたが産卵の気配が無いので、その場を後にした。
これからの時期、クヌギやコナラを観察していれば、緑色から赤く変色したメスがひも状の卵を産む場面に出会えるだろう。
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2010年11月18日 埼玉県 北本自然観察公園
 カメムシ目 クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


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