草はらから聞こえる愛の歌 [バッタ]
昼間は暖かく、草はらではヤマトシジミやベニシジミが飛び交っている。
そんな草原から、今が盛りと聞こえてくる愛の歌 「ジキ♪ジキ♪ジキ♪・・・・・」
愛の歌というには、ちょっと いやかなりお粗末かもしれないがあちこちから聞こえてくる。
声の主は、「ヒナバッタ」だ。
オスにはキリギリスやコオロギのような発音器は無く、長い後脚と翅をこすり合わせて音を出す。
小さく腹が赤いのがオス。
ただ敏感で、近づくとピタッとやみ離れるとまた歌う。
残念ながらこの日は、歌っているところを接写させてもらえなかった。
メスはオスより大きく、腹は灰色で赤みは無い。
もちろん音を出すのは、オスだけだ。
草はらに踏み込むと、あちらこちらからピョンピョン飛び出し結構数がいるなぁと少し驚いた。
昼間は暖かいが、夜になるとかなり冷え込む。
こんな寒暖の差の激しい中で、元気に頑張っているのはたいしたものだ!
2010年11月8日 東京都
直翅目 バッタ科 ヒナバッタ
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ(1・2枚目)
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM