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越冬前の女王蜂(一部訂正) [ハチ・ハエ・アリ]

雑木林を歩いていると、コナラの酒場に「オオスズメバチ」がいた。
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今は、働き蜂は死んでしまい新たに生まれた新女王は巣立ち、越冬準備をしている時期だ。
このハチは、体に傷みが全くないので新女王だと思われる。しきりににじみ出た樹液を舐めていた。
間もなく訪れる冬を前に、体力をつけているのだろう。
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こちらに気付いて、片足を上げ腹を曲げて威嚇してきた。
10月頃には雄蜂が単独で酒場で食事をしているのを目にしたが、さすがに11月の終わりでは雄蜂は役割を終え死んで女王しか生き延びていない。
と書いたが、数日前の午前中にたくさんのオオスズメバチが林縁を飛び交っていた。
とっくに皆死んでいると思っていたが、この巣はまだ健在で巣の周りを飛んでいたのは全て雄蜂だった。遅くまで頑張っている巣がある、まだ雄蜂たちも新女王を求めて飛び交っている光景を目の当たりにして、認識を新たにしたのだった。
曲げた腹の先から、長い針を出したり引っ込めたり、やはり女王蜂であった。
この針に刺されればえらいことだなどと考えながらもちょっかいを出していた。
針が出たところを写したかったのだが、タイミングが合わず・・・・・。
女王蜂は働き蜂と同じく毒針を持つが、余程でない限り攻撃をしてくる事はない。
自分の役割が子孫を残す事だと認識していて、身に危険が及ぶような戦いは敢えて避けているのだろう。
冬が来ると、雑木林の中の倒木や朽木の中で越冬し、暖かくなる春に新たな巣作りを始めるのだ。
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2010年11月25日 東京都
 膜翅目 スズメバチ科 オオスズメバチ   CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX

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