秋はオレンジ色 [自然]
いい天気が続いていて、毎日が心地よいが朝晩はかなり冷え込んできた。
先日紹介した「トチノキ」もすっかり葉を落とし、見上げれば遮るものも無く、真っ青な空がくっきり。
木の根元には、落葉してくるくる丸まった葉っぱが陽の光を透かしてオレンジ色に輝いていた。
雑木林を歩くと、綺麗に黄葉しているのは桜の葉である事に気付いた。
インフォーメーションセンター横の「ウワミズザクラ」も今が今年3回目の見頃だ。
1回目は、春から初夏のブラシのような白い花。
2回目は、夏の終わりの緑、赤、紫の色とりどりの実。
今が3回目。年に3回も人を魅了させる事が出来るのは凄い!
奥に見えるのはコナラの葉っぱ。ウワミズザクラの葉が散る頃にオレンジ色になるのだろう。
歩いていると樹上からひらひらと枯葉が・・・。
と思ったが下草に見事な着地。
葉っぱではなくチョウ、成虫で越冬する「テングチョウ」だった。
この翅の色はまるで落ち葉、今の季節最も有効な擬態かもしれない。
2010年11月11日 東京都
ムクロジ目 トチノキ科 トチノキ
バラ目 バラ科 ウワミズザクラ
鱗翅目 タテハチョウ科 テングチョウ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM