越冬中のウラギンシジミ [チョウ・ガ]
冬の時期、キノカワガに続いての観察対象が越冬中の「ウラギンシジミ」だ。
ツバキやヒサカキ、カシ類などの常緑の葉の裏で冬を越す。
最近、聞いた話でウラギンシジミの中にも越冬型と非越冬型がいて、越冬型のほうが前翅の先端が尖っているらしい。また、オスとメスではメスの比率が高いとも言われている。
今年はこの点に留意してチェックしてみたい。
今朝といっても昨日の朝だが、コンパクトデジカメを床に落として壊してしまった。
レンズが出たまま引っ込まなくなり、電源を入れても液晶が写らない。
このところパソコンや時計などが壊れて買い換えたばかりで、ここにきてまた余計な出費がかさみそうだ。
ないと困るので買うようだが、コンデジを買うか思い切ってデジ一を買うか、はたまたミラーレスという選択肢も。どうしたものか懐も考慮して思案のしどころだ。
2012年1月8日 埼玉県
鱗翅目 シジミチョウ科 ウラギンシジミ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
凄いぞ!キノカワガ [チョウ・ガ]
すっかり虫たちが少なくなるこの季節のターゲットの一つが「キノカワガ」だ。
今シーズンは、MyFieldでなかなか姿が見られないので、埼玉県の中央部の公園に足を運んだ。
自然観察指導員の方とたまたま出会って、いる場所を教えてもらった。
教えてもらったコナラの雑木林で探すとすぐに見つかった。
さて、どこにいるかわかるだろうか?
さすが雑木林の忍者!
翅の一部が樹皮に溶け込んでいるように見える。
近くで見ても凄いカムフラージュだ。
成虫で越冬する蛾の仲間で、カキノキ科のカキやマメガキが幼虫の食樹。
近くのシデの木にももう一頭。
こちらは幹の模様が淡白なので比較的見つけやすい。
いつも感心させられるのは、幹の中でも自分の翅の色や模様にそっくりの部分にとまっていること。
なぜ自分の翅の色や模様に似ている場所がわかるのか?
毎年思うことだが、やっぱり「キノカワガは凄い!」の一言に尽きる!!
2012年1月8日 埼玉県
鱗翅目 コブガ科 キノカワガ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
冬の夜の来訪者 [チョウ・ガ]
フレンドリーなアオジ [鳥]
今年は冬鳥が少ない という声をバーダーの方からもよく聞く。
確かにやってくるのも遅かったが、例年と比べると出会う機会も少ないように思う。
先日、埼玉中央部の公園に出かけてみた。
ここは例年冬鳥が多く見られるところ。
この日も、大砲のようなレンズを付けたカメラマンがたくさんやってきていた。
湿地や池をぐるっと回ったが、いつもみかける場所にジョウビタキやルリビタキもいなかった。
この冬は、タシギが数羽見られるというが、残念ながらこれにも出会うことはできなかった。
唯一、目の前に姿を見せてくれたのがアオジのオスだった。
園路脇の灌木で、チッチッ♪と声がするので探していたらほんの目の前の枝にとまっていた。
ここのアオジは、あまり人を恐れず目の前に出てくるものもよく見かけるが、これだけ近くで見るのは今シーズン初めてでちょっとドッキリだ。
こうしてみると喉からお腹にかけての黄色が美しい。
近くでバシバシ撮影してもほとんど動かず、いいモデルになってくれた。
このところツグミが地上で採餌をはじめるなどやっと慣れてきた感がある。
昨年はMy Fieldでウソやマヒワが見られたが、今シーズンはどんな鳥たちに出会えるか楽しみだ。
2012年1月8日 埼玉県
スズメ目ホオジロ科 アオジ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM 、CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
寒さに負けずⅡ! [季節]
今の時期、もっともよく見られるカメムシのbest3に入る種だ。
こんなところ、寒風吹きすさぶもろ寒なのだが日差しのおかげかちょこちょこ歩いて足元軽やかだった。
フユシャクが集まるシデの木のくぼみの奥にいた軍団。
これは危険なイモムシたち、「ドクガ」の幼虫だった。
この種は幼虫で集団越冬する。
こんなくぼみに手を突っ込む者はいないだろうが、暖かかくなってぞろぞろと這い出てくることを思うとちょっとおぞましい!!
2012年1月3日 東京都
半翅目 カメムシ科 ツヤアオカメムシ
鱗翅目 ドクガ科 ドクガ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM