真冬の蛍? [その他の虫]
午前中は昨日ほどではないが風が強かったが、午後からはおさまり日差しが暖かかった。
昼から買い物に行ったついでに、谷戸のフユシャクSPOT シデの木と柵を見に立ち寄った。
しかし、今日は残念ながら一頭もいない。
谷戸をぐるりと回って戻ってきたら、この木を見ているTさんがいた。
今日はいませんねぇなどと話をしていたらTさんがかなり上の枝に「チャバネフユエダシャク」のメスを見つけてくれた。ゴミかもと言っていたが撮影したモニターを拡大したら間違いなかった。
湿地脇の林縁でササの上を飛ぶ黒っぽい虫を見つけた。
この時期に、この環境で飛んでいるものといえばあの虫。
真冬の蛍 「ホタルトビケラ」。
蛍とは全く関係がないが、頭と翅が黒く胸が赤いので蛍に似ているトビケラということでこの名がある。
ホタルガと同じ命名だ。
幼虫時代は砂や砂利の蓑をまとい水中で生活し、陸上で蛹化し秋から初冬に現れる。
ササの葉をしきりになめていたのは、水分を補給していたのか?それとも付着していた何かを舐めていたのだろうか?
翅の色が薄いので、同じ科に属する別種か調べてみた。
似たものにトビイロトビケラなどがいるが、足も黒いのでホタルトビケラでよいのではという結論。
この仲間もなかなか難しい・・・。
一枚目の写真でフユシャクはどこ?とのご意見をいただきましたのでUPの写真を載せておきます。
2012年1月3日 東京都
トビケラ目 エグリトビケラ科 ホタルトビケラ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
寒さに負けず! [季節]
昨年末に行けなかった谷戸に行ってみた。
あまりの風に谷戸筋に入って避難。
尾根筋のコナラの幹に、寒さに耐えまだ頑張っている「ニホントビナナフシ」がいた。
まだこれから産卵するのだろう、大きなお腹をしている。
ここは風も当らない比較的暖かい場所だが、よくぞ年を越して頑張っているものだ!
いったいいつ頃まで見られるのだろうか?
例年チェックする「フユイチゴ」の群落では、真っ赤に熟したおいしそうな実がいっぱい。
近くの木の枝に赤いリボンが巻きつけられていたのは、誰かが付けたイチゴ畑の目印だろうか?
風がなかなかおさまらず日も傾いてきたので、別の谷戸の田んぼ周りをぐるっと回って今日はおしまい。今年はこの谷戸でどんな生き物と出会えるのだろう。今から楽しみ楽しみ!
2012年1月2日 東京都/埼玉県
ナナフシ目 ナナフシ科 ニホントビナナフシ
バラ目 バラ科 フユイチゴ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM、 CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye