SSブログ

丘陵の奥へ [自然]

今日は、所属している生き物倶楽部の有志で、午後から丘陵の奥へ分け入った。
といっても道はあり、道沿いの草花や昆虫を観察しながら途中の沢でガサガサをやって何が採れるかというものだ。
もちろん採って観察した後はリリース。
今にも雨が降りそうな天気の中を出発。とにかく蒸し暑かった。
林内は、曇っているのも手伝ってとても暗く目に付く虫はほとんど見つからず。
足場の良い沢で何か大きな影がいるという。早速ガサガサ。
大きな影の正体は、アズマヒキガエル?程の大きさのカエルだったが、残念ながら採取出来ず。
採れたのは、大きいもので10cm強の魚。
調べると「カワムツ」ではないだろうか?アブラハヤもいると聞くがそれとは違う。
コンデジで撮影したが、暗い中でピントが合わずこんなものしか撮れなかった。
kawamutu0813.JPG


















続いて底物。
「トウヨシノボリ」だろう。
この仲間も、クロ、シマ、オオなど細分化されなかなか難しい。
touyoshinobori0813.JPG


















砂利の中から採れたヤゴ2種。
妙に毛深く怖そうなやつ。
手持ちの図鑑で絵合わせをすると、最も近いのは「ヤマサナエ」だった。
ヤゴも難しくきっちり同定するには採集して詳細部を図鑑と照らし合わさなければならないが、図鑑を持ち合わせていない。
yamasanae0813.JPG


















もう1種はヤンマのヤゴのようだ。
こちらもこのあたりで見られる種と絵合わせで「ミルンヤンマ」とした。
mirunyanma0813.JPG


















その他に、あちこちでたくさんのキノコが見られた。
教えていただいた名前を忘れてしまったので、また機会があれば。
最後に、最も気に入った花「マツカゼソウ」。
ヤマケイの図鑑によると秋風に吹かれる草姿に、そこはかとない趣があるのでこの名前がついたという。
ミカン科の中で唯一の草だそうだ。
雨が大降りになり、退散。
また、天気の良い日に来たいものである。
matsukazesou0813.JPG


イラガにも色々いるものだ。 [チョウ・ガ]

少し前に観察会で、参加者の方が柿の木の葉にたくさんの幼虫が並んでいるのを見つけたくれた。
柿の木は様々な虫たちの餌となるが、この木に付く虫は毒虫系のイメージがあり、どうも無意識に避けている感がある。

あの幼虫たちがどれくらい成長したか見に行った。
観察会で見た時は、皆で一列に縁に並んで葉を食べていたが、今日は大きくなってちりちりバラバラになっていた。
そのためかなり数が減っているように見える。
実際のところ、死んだり何かに食べられたりで生き残るのは僅かなのだろう。
himekuroiraga1-0813.JPG
















これは「ヒメクロイラガ」。
イラガは毒があるという事で有名だが、イラガの仲間は僕の持っている図鑑で12種、+記憶にある1種で13種もいる。この中で柿の葉を食べるのは3種。ほとんどの幼虫は、毒の針を持っている。
やはり柿の木の毛虫には、注意が必要だ。
himekuroiraga2-0813.JPG
















柿の実も大きくなってきたが、隣のクリの木のクリも負けじと頑張っていた。
ツクツクボウシやコオロギの鳴き声が聞こえ、秋の気配が・・・・・。
kuri0813.JPG


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。