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クズの蕾に擬態したルリシジミの幼虫 [チョウ・ガ]

遠野から盛岡を抜けて、田沢湖に向かった。
この日も好天で、田沢湖は広がる青空に沸き立つ雲の白さ、稲の緑のコントラストが素晴らしく、つい見惚れてしまう風景だった。
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道沿いで、紫色のクズの花がたくさん咲いていた。
車を止めていくつかの花を見ていると、蕾や花に食痕があった。
クズの花芽を食べるのは、ルリシジミかウラギンシジミだ。
探すと一つの花に2匹の幼虫が見つかった。
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「ルリシジミ」の幼虫だ。
誘引する物質を出して、アリをたくさん寄せているので探す目印となる。
一見、蕾と見間違うほど色も形も似ていて、これも擬態・保護色なのだろう。
写真上の白っぽい個体は手前がお尻、下のピンク色の個体はこちらが前で黒い頭が覗いている。
よく見ないと、どちらが頭でどちらがお尻かわからない。
それにしても、うまく出来ているものだなぁ!何度見ても感心させられる不思議さだ。
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早池峰山麓の蝶 [チョウ・ガ]

附馬牛から早池峰山を抜ける途中の道沿いで高原の蝶たちに出会った。
狭山丘陵でもたまに見ることが出来る「アサギマダラ」。
ここではそれほど多くはないが、ヨツバヒヨドリの花から花へひらひら飛ぶ姿が見られた。
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山地に行かなければ見られない「クジャクチョウ」。
深いオレンジ、目玉模様にちりばめられたターコイズブルーが美しい!
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翅表は艶やかだが、翅裏は地味。
成虫で越冬するため、枯れ葉に紛れる保護色なのだろう。
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「サカハチチョウ」は平地から山地で見られるが、丘陵では見た事のない蝶だ。
翅のいたんだ個体が多かったが、夏型特有の白い帯が目を引く。
幼虫はイラクサ科の葉を食べる。
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