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寄生されたヒメクロイラガ幼虫 [チョウ・ガ]

今日も柿の木の「ヒメクロイラガ」の幼虫を見に行った。
たまたまいた幼虫が、頭を左右に振ったり、体をくねらせて背中の何かを排除しようとしているように見えた。
持っていた虫めがねで見ると、背中に何か半透明のものがついている。
今日はマクロレンズを持ち合わせてなく、魚眼の最短距離でとりあえず撮っておく。
虫めがねの観察では、半透明のウジのようなものが背中を這っているようにも見え、また体に潜っていこうとしているようにも見える。
間違いなく寄生した何かの幼虫に違いない。
よく見ると少し上のトゲの根元から同じ生き物の顔?お尻?が出たり入ったりしている。
人間にとっては毒のある恐ろしいトゲを持っていても、何の役にも立たないさらに恐ろしい虫がいることを改めて実感させられた。
調べたところ、イラガの幼虫を寄生の対象とするコマユバチ、寄生バエがいた。
さらに面白いのは、コマユバチが寄生したイラガに寄生バエが卵を産んで、イラガの幼虫とコマユバチの幼虫をも寄生バエの幼虫が食べてしまうという記事があった。
上には上がいるものだ。
やはり自然界は、恐ろしく厳しい世界だが、これら寄生するものがいなければ、イラガの天下となってしまうかもしれない。個体数調節の重要な役割を担っているのも事実なのだ。
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