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丘陵に幻のチャイロスズメバチ [ハチ・ハエ・アリ]

今年の7月頃から谷戸のコナラの酒場に、赤茶色の小型のスズメバチが頻繁にやって来ていた。
コガタやキイロスズメバチと同じくらいの大きさだ。
この樹液には例年オオスズメバチもやって来るが、今年はほとんど見かけずコガタスズメバチとこの赤茶のスズメバチばかりだ。
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高い位置なので写真を撮れずにいたが、今日は低い場所にいたのでラッキーだった。
このハチ、幻のスズメバチといわれ個体数の少ない「チャイロスズメバチ」だ。
確かに、今まで見た事は一度もなかった。
女王蜂は、キイロスズメバチやモンスズメバチの初期巣に入り、その巣の女王を殺して巣を乗っ取る。
生まれてきた巣の働き蜂に自分や子供の世話をさせ、その後自分の産んだ働き蜂と入れ替わるという「社会寄生性」を持っている。
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キイロやモンの女王を殺すほどなので、それらより針も長く太く、種全体の攻撃性も強いようだ。
ここに頻繁に訪れているという事は、近くに巣があると思われる。
そろそろ巣も最大になり活発になってくる頃だが、是非ともそのありかを突きとめたいものだ。
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