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夏だ!ススキだ!トリフンだ! [その他の虫]

タイトルは、いかにも楽しげで何?何?サザンかチューブの歌?はてさてドリフ?てな感じだが、内容は意外と地味なのだ。
夏の草はらのススキは、毎年楽しみな観察場所。
面白い虫たちがたくさん見られるから・・・・。

夏のススキの風物詩。
それがトリフン 鳥の糞に擬態したクモの仲間のトリノフンダマシだ。

今年も、ススキの葉裏を探せばいたいた。
一番多く見られるのは、茶色の体と大きなお腹に一筋の白い帯が目印の「シロオビトリノフンダマシ」。
顔?ブタ?個体によって少しずつ異なるお腹の模様が面白い!
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正真正銘の「トリノフンダマシ」がこちら。
最も鳥の糞に似ているかもしれない。
毎年、探してもなかなか見つからないという事は一番少ないのだろうか?
それとも探すのが下手なのか?
この日ようやく見つけた今年一匹目。
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最後に控えしおおとりは、まさしく「オオトリノフンダマシ」。
確かにお尻が小指の先ほどもあるデカイのがいてビックリだ。
こいつが面白いのは、お腹の二つの目のような模様の外側にある黒い筋。
見ているとこれがぐるぐると目の模様の回りを動く。
これは体内の組織が透けて見えているらしいが、何で透けているの?何で動くの?
是非一度ご覧あれ!!
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このクモたち、昼間はススキの葉裏でじっとしていて夜になると人知れず網を張る。
昔は、網を張らないクモと思われていたようだ。
ではいったいどんな網を張るのだろう?

という事で、昼間確認した場所に夜行ってみた。
7時ごろ、見ているとせっせとススキの葉と葉の間に糸を渡していた。
ベースになる葉があり、左の葉、右の葉と数本の縦糸?を張っていく。
どうも暗い中で、これが縦糸なのか良くわからない。
クモの巣は、縦糸と横糸で構成されていて、横糸に粘球というべたつく部分があり獲物はこれに捕えられる。縦糸はべたつかず、クモが獲物に近づいたり、巣の中を移動するための糸だ。
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このクモたちは、大きいものは直径1mほどの円の網を張るらしいが、この時はまだ縦糸?を張っている段階だったよう。
最後まで観察したかったのだが、この日は時間がなくここで観察終了となってしまった。
また改めて、網を張り終えるまで観察してみたい!
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