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ようやく見つかった あの場所 [自然]

この日もいい天気。
キャンプ場を早々に出て、目的の場所探し。
記憶では、附馬牛から早池峰山に向けて走る途中の山腹にあり、ヤマハハコや苔?ふかふかの草が一面に生え大きな木が一本立っている。

約20年前、バイクのソロツーリングでそこに立ち寄った。
キャンプ場を探し走っていて、この場所を見つけたのだった。
既に車とバイク数台が、テントを張っていた。
夜一本だけある木の根元で、ここで出会ったバイク乗りがこの場所は優駿という映画で使われたのだが、その後この木に雷が落ちて裂けてしまったと教えてくれた。
この時の風景や感覚が忘れられず、もう一度あの場所に行きたいと思って今までにも数回探しに来たが、見つけることが出来ずにいた。

写真上がその場所、下は盛岡から遠野までの道のりで出会った藁ぶき屋根の小屋。
この小屋も探していたが、考えれば写真の時点でかなり老朽化しており20年経った今ではもうないに違いないとあきらめた。
'91sorotouring.jpg
















附馬牛から早池峰へ向かい記憶の道をたどったが、牧場が広がっていて似た景色はあるものの柵があって入ることは出来ない。また今回も駄目かと思っていたところ、細い脇道から一台の車がひょっこり現れた。
気になって車が去った後、その道を入って驚いた。
目の前に大きな木があり、その向こうに写真で何度も見返した景色が広がっていた。
まさしくそこが探していた場所だったのだ。

早速写真の場所を探した。
笹が茂り、木も生えて少し状況は変わっているが、山の稜線からこのへんかなぁというあたりで撮影。
omoidenobasyo.JPG
















そうそうこの苔?!
koke0817.JPG

























そしてヤマハハコと大きな木。
ookinaki0817.JPG
























この木は記憶の中でずっと1本と思っていたが、見ると根元から2本に分かれていた。
そのうち1本は落雷で途中から折れていた。
saketaki0817.JPG















今後ここまでは来られないかなぁと思って、この夏に訪れた。
それでもわからずほとんど諦めかけていた時に、この場所に導いてくれたあの車。
あの車が出て来なければ、間違いなく通り過ごしていた。
こんな偶然、長い人生そう何度もないだろう。
そう考えるとこの偶然は、生涯忘れることのないものになりそうだ。


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