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コガタスズメバチの営巣初期の巣 [ハチ・ハエ・アリ]

道路脇の植え込みで、「コガタスズメバチ」の巣を見つけた。
越冬から目覚めた女王蜂は、5月頃から一匹で巣をつくり働き蜂の子育てをする。
この時期の巣は、とっくりを逆さにした形をしているがこの巣はまだそこまで出来上がっていないようだ。働き蜂が羽化し巣作りをするようになると、とっくりの首の部分を壊し、内側の巣材を削って材料に加えながら外側に重ねて大きく丸くなっていく。
コガタスズメバチ巣0525.JPG
















少し様子をうかがっていたが、どうやら女王が不在のようなのでちょっと中をのぞかせてもらった。
巣内の上面に9室の部屋がつくられ卵が産みつけられていた。
コガタスズメバチ巣2-0525.JPG
















少し待ってみると、口に巣材をくわえて戻って来た。
コガタスズメバチ巣1-0525.JPG

















さっそく巣作りを開始。くわえてきた巣材で形作っていく。
巣材は樹皮と唾液を混ぜ合わせたもので、採って来た木の種類によって色が異なるため縞の模様が出来上がる。世界に一つしかない素晴らしいデザインだ。
コガタスズメバチ巣3-0525.JPG
























今の時期は、種に関わらず多くの女王蜂たちがせっせと巣作りに励んでいる。
コナラの葉裏に巣をつくっていた「ムモンホソアシナガバチ」。
ムモンホソアシナガバチ0516.JPG
















コナラの幹の根元に巣を作っていた「キアシナガバチ」。
キアシナガバチ0525.JPG
















木の看板の下側に、巣穴をほって外の様子をうかがう「クマバチ」。
ここには3匹のクマバチが、等間隔に並んで巣穴を掘っていた。
たまに間違えて隣の穴に潜り込んで、追い出される光景も見られ面白い。
クマバチ0525.JPG

何の蛹? [チョウ・ガ]

いつもの木柵を探索中に、ぶら下がっている蛹を見つけた。
見た事のない蛹、蝶であろうとは思ったが、はて何だろう?結構大きい蛹だ。
ヒオドシチョウ蛹0525.JPG
















アゲハチョウ科とは形が異なるので、タテハチョウ科までは絞ったがそこからが分からない。
タテハチョウ科は、意外と実物の蛹を見た事のない種が多いのだ。
ヒオドシチョウ蛹1-0525.JPG
















全体に白っぽく、先端がオレンジ色のトゲが2列に並んでいる。
このあたりで見かけるチョウと周りにある食草、蛹を見た事がないチョウから調べた結果、
「ヒオドシチョウ」だった。なるほどこの横にエノキの大木があった。
今までこの場所でヒオドシチョウを見た事がなかったのだが・・・・。
ヒオドシチョウ蛹2-0525.JPG
















今日は一つ勉強になった。
駐車場で、T.Urabeさんとこの蛹について◎△×だよと話をしたものの、気になって調べたら違っておりました。T.Urabeさんすみません。
ヒオドシチョウ06.04.JPG















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