美しい自然の色や形 [自然]
このゴールデンウイークは、何と50年ぶりの晴天だそうだ。
こないだの雪は41年ぶりだったか。
変な気候が続いている。
が晴れた日には、たくさんの生き物が見られ楽しい!
畦に生えた植物たちも光を浴びて、鮮やかな黄緑色に輝いていた。
黄緑色の中の、淡い水色。
「オオイヌノフグリ」の小さな花もアクセントだ。
よく見ると、薄い水色に黄色のリングの小さな花。
「キュウリグサ」。
葉をもむと、キュウリのにおいがする。
ハナイバナと似ているが、黄色のリングの有無で見分けは簡単!
「ツバメシジミ」も飛び始めた。
後羽のオレンジ色と突起が特徴のかわいらしい蝶だ。
林縁では、「チゴユリ」がまだ咲いていた。
下向きにつく白い花が薄暗い中、華やかに見える。
すぐそばのエノキでは、「アカボシゴマダラ」の幼虫がモリモリお食事中。この角と口の水色は素晴らしい自然色だ。
5頭いたのが昨日見ると、残念ながら1頭しかいない・・・。
間もなく蛹になる頃で、絶対とは言い切れないものの恐らく誰かが持ち去ったと思われる。
蛹を確認したかったのだが、残念だ。
ムラサキシキブの葉では、「イチンモンジカメノコハムシ」を必ずと言っていいほど見ることが出来る。
透明な翅が透けて見える。
道のわきの草で、カラフルな芋虫を数匹発見。
黒字に黄色や赤がとても鮮やか。
調べると「ヒメエグリバ」という蛾の幼虫。
主にアオツヅラフジを食草としており、きっと近くにあったのだろう。
成虫は、枯れ葉に似せた翅の持ち主で擬態の名手。
似ても似つかぬ親子の色だが、ぜひ見てみたい!
サルトリイバラの花には、白地に四つの黒い紋のあるハムシを発見。花粉を食べている?
名前は見た目そのままの「ヨツボシハムシ」。
お尻に二つだけ黒い紋があるのはアトボシハムシといって種が異なる。とても似ているのだが別種なのだ。
共にアマチャズルやカラスウリを食草としている。
じっくり観察していると、美しい自然の色彩や形があちこちで見られ飽きることなくあっという間に時間が過ぎてしまうのだ。