新潟のギフチョウを見に [チョウ・ガ]
前の職場の仲間たちと、新潟にギフチョウを見に行った。
今年の春は天候が不順で、発生が遅れ気味とは言われるが多くの方のblogではとっくに紹介されていてまだ見られるかと少し心配だった。
毎年見られるという場所に行ってみたが、ほとんどのカタクリは花が終わっており姿を見せる気配もない。
開けた場所で飛んでいたのは、「ヒオドシチョウ」。
狭山丘陵でも見られるチョウだ。
さらに奥の梢では、見事な瑠璃色のオオルリのオスがさえずっていた。
待つ間、春の花たちの美しい姿を堪能した。
スミレの仲間の中では、唯一黄色の「キスミレ」。
葉っぱの下に白い可憐な花を咲かせていた「トキワイカリソウ」。
すくっと立ちあがった茎の先に線香花火のような花の「ショウジョウバカマ」。
濃いピンクが印象的な「オオイワカガミ」。
場所によって色の濃さが異なり美しい。
キクザキイチゲが咲いていた横の池の中に白い花が咲いていた。
何?まるで昔TVで見たイカの卵のよう。
これはクロサンショウウオの卵隗らしい。
こんな房があちこちで見られた。
待ったが一向にギフチョウの姿が見られないので、場所を移動。
ここはカタクリが一面に咲きほこっていたが、やはり待てど暮らせど・・・。
「コツバメ」が飛び交っていた。
狭山丘陵で見るものより、前翅が白っぽい印象だ。
ここも可能性が薄いと判断、さらに最後の候補地へ満を持して移動した。
ついて車を降りるや否や、一頭のチョウが肩をかすめて飛んだ。
「ギフチョウ」だった。
この個体を撮影する事は出来なかったが、皆期待して探していると姿を現してくれた。
昼からの数時間で、3頭見ることができたが、僕が撮影する事ができたのはこの一頭のみだった。
見たのはすべて翅が擦れていなくて綺麗な個体ばかり。
ここではまだ発生したばかりなのだろうか?
カンアオイを探すも卵を見つけることは出来なかったが、今年も成虫を見ることが出来て遠征したかいがあったというものだ。