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アリと幼虫 [チョウ・ガ]

オオミドリシジミ0430.JPGオトシブミの揺籃を探していたら、コナラの葉でミドリシジミの仲間の幼虫を見つけた。
ミドリシジミの仲間の成虫はよく似ていて見分けるのが難しいが、幼虫を見れば識別は比較的簡単でこの幼虫は、「オオミドリシジミ」。
体色は茶色っぽく一見目立つ色のように思うが、葉を噛んで茶色く枯れた状態にしてそこに隠れているので目立たない。


オオミドリシジミ1-0430.JPGシジミチョウの仲間の幼虫には体に蜜を分泌する機能があって、アリと共生するものもいる。
この種も蜜を分泌するのかよくわからないがアリが盛んに体を這いまわっていた。





ウラゴマダラシジミ0430.JPGこれを見て、そういえばと思い「ウラゴマダラシジミ」の幼虫を探しに行った。
食樹を探していると、アリがたかっていてすぐに見つける事が出来た。丸々太って終令か終令に近い個体だ。




ウラゴマダラシジミ1-0430.JPG多い時は4匹のアリがまとわりついていた。
アリを呼び寄せる事で、外敵から身を守っているのだろうか。
しかし体中を這いまわられ、くすぐったくないのだろうか?

これらの幼虫は、今後も継続して観察してみたい!


暖かいとチョウも活発 [チョウ・ガ]

春の谷戸0426.JPG谷戸は、草地も雑木林も緑色。
湿地からは、コロコロとシュレーゲルアオガエルの声が聞こえてくる。






ミヤマセセリ0426.JPG昨日は暖かく、たくさんのチョウが見られた。
多かったのは、「ミヤマセセリ」。
メスがヒメオドリコソウの蜜を吸っていた。
陽に透ける前翅の白斑がきれいだ。




トラフシジミ0426.JPG木道脇では「トラフシジミ」が葉の上の水をなめていた。
翅表の青色を見たいと開くのを待っていたが、ついに見せてはくれなかった。





ルリタテハ0426.JPGルリタテハ卵0426.JPG木柵の上で青色を見せてくれたのは「ルリタテハ」。
近くのサルトリイバラの葉には卵が産みつけられていた。




スジグロシロチョウ0426.JPG「スジグロシロチョウ」の交尾。
上がオス、ぶら下がっているのはメスだろう。
オスは2頭分の体重をか細い脚で支え、さらには飛ぶなどと交尾中は大変だ。




ツマキチョウ0426.JPGツマキチョウ1-0426.JPGムラサキケマンで吸蜜中の「ツマキチョウ」のメスに群がるオスたち。

今年初めてメスをじっくり撮影しようと思っていたのだが、残念ながら邪魔が入ってしまった。



ヒメウラナミジャノメ0426.JPG今年初見の「ヒメウラナミジャノメ」。
ヒゲジイのような毛深い顔を久しぶりに見た。
この後、もう一頭が現れて二頭で林の奥に飛んで行った。
これからの季節、普通に見られるが初見はうれしいものだ。





この日は他に、ベニシジミ、ルリシジミ、コツバメ、キタテハ、キチョウが見られた。

めでたい虫がいるものだ! [甲虫]

今日は、暖かいというより暑い一日だった。
谷戸を歩けば、周りをぶんぶん色んな虫が飛びまわっていた。

フタホシオオノミハムシ0426.JPG林縁のサルトリイバラの葉上で、赤い虫を見つけた。
ハムシの仲間のようだが初めて見る虫だ。
鮮やかな赤に、お尻に一対の白い斑がある。





フタホシオオノミハムシ1-0426.JPG紅白で縁起がいいなぁと思って撮影しているとお尻を少しこちらに向けた。
白い斑の中に何やら模様が見えたがファインダーでは確認できない。
撮った写真を拡大してみると。




フタホシオオノミハムシ2-0426.JPGどう見ても数字の「7」に見える。
んー、紅白にラッキーセブン何とめでたい虫だろう!

帰って調べると名前は「フタホシオオノミハムシ」とわかったが、図鑑やnetで見ても白斑の中にこのような数字があるものはなかった。
どうやらこの個体特有の模様のようだ。
良い事のある前触れ?ならとてもうれしいのだが・・・・・。

まだ小さいのに既に脚が・・・・ [その他の虫]

木柵シリーズその2。

ナナフシモドキ0420.JPGこのところよく見かけるナナフシモドキの子供たち。
今の時期、卵からかえった幼虫があちこちの葉上で見る事が出来る。
ここ2回ほど木柵の上を歩いているのを見かけた。




ナナフシモドキ1-0420.JPGまだ1cmほどの幼虫だが、既に後ろ脚が片方無くなっていた。
何かに襲われたのか、脱皮に失敗したのか定かではないが本来あるものが無いのは大変だろう。

ナナフシの脚は再生するが、大人になる頃に他の脚と変わらない長さまでなるのか気になるところだ。


アリを捕食 ヤニサシガメ幼虫 [セミ・カメムシ]

ヤニサシガメ幼虫0420.JPG暖かくなったので木柵で虫を探しながら歩いていると、5mmほどの小さな虫が目に入った。
「ヤニサシガメ」の幼虫だ。
よく見ると何かを捕まえてるようだ。
捕食されたのはさらに小さなアリ。



ヤニサシガメ1-0420.JPGアリの口にヤニサシガメの口吻が刺さっていた。
こんな小さなアリでも、栄養になるのだろうか?
数枚撮ると、こちらの気配に気付き、そそくさと逃げて行ってしまった。
いたるところで食う食われるの場面が見られる季節となった。

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