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冬の衣を脱ぎ捨てて・・・ [チョウ・ガ]

アカボシゴマダラ4-0420.JPG3mほどのエノキの枝先で、すっかり変身したアカボシゴマダラの幼虫を見つけた。
並んでいる3本の木にそれぞれ1頭づつ。

越冬時は茶色の毛深い体だったが、脱皮して鮮やかな黄緑色になっていた。顔から角にかけて薄い水色も美しい。


アカボシゴマダラ0420.JPG葉の落ちた幹や落ち葉では茶色が目立たないが、芽吹いた葉の上では目立ってしまう。そこで枝の股で待機して、葉の芽吹きに合わせて脱皮し色を変える。そのタイミングも含めて、素晴らしいしくみだ。

また、神奈川などでは樹上越冬するが、ここの寒さではほとんどが木を降りて落ち葉の下で冬を越す。寒さへの適応力もたいしたものだ。

アカボシゴマダラ2-0420.JPG別の木の個体は、綺麗なピンク色。
葉の色に似た黄緑、ピンクと葉脈のような縞模様。
この幼虫の事を知らなければ、まずここにいる事はわからないだろう。
この時期は、天敵のカマキリやヤブキリもいない。敵は鳥のみだろうか?寄生する虫がいるのか定かではない。

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