今年もホソオチョウ

３月に入ってから、ホソオチョウの丘に何度か足を運んだ。
ウマノスズクサは枯れてしまっているが、周りに蛹が無いか探すためだ。
あちこち見て回ったが、結局１つも見つける事が出来なかった。
今年は見られないかと思っていたが、いくつかのblogで紹介されていたので今日見に行ってきた。

天気がよく暖かかった事もあり、現地に着くとすぐにオスが飛んでいるのが目に入った。
ふわふわと飛ぶ姿は、優雅でもある。





あたりを探すとあちこちでオスが飛んでいた。
すでにかなりの数が発生しているようだ。






オスに比べるとまだメスの数は少ないようで、探すもなかなか見つからず、ようやく見つけたのは羽化不全の個体だった。
この翅でも、ぎこちないながらそこそこ飛んでいた。





別の場所へ移動すると、そこでは数頭のメスが飛ぶのが見られた。







ウマノスズクサは大きいもので30cmほどだが、まだ芽を出して間もないものが多い。今年も昨年のように、爆発的に数が増えるのか？
T.Uさんとお会いして、以前たくさんあったジャコウアゲハの蛹がほとんど見つからない事やこのままここに定着してしまうのかなどを話した。ここに本来いなかった生き物だけに、生態系への影響が心配される。以前発生した時には、5年ほどで姿を消したようだ。今回もそうであってほしいと思う。